けんしろうの日常

「波風を立てない」八方美人に、味方はいない。 ​

2018/12/21

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アニソンDJのけんしろうです!

最近仕事でもプライベートでも、すごく思うことがあります。

「八方美人って、損だよね」と。

僕は八方美人ではありません。

波風を立てることも平気で言いますし、別に嫌われても構わないと思っています。

でもそれは「八方美人は損をする」と分かっているからです。

なぜ八方美人は損をするのか?

特に僕の場合、リーダーとして決断する場面が多々あります。

最近は時代の変化が早いですから、素早く動かなければなりません。

その時、八方美人は「関係者全員と話し合って決める」ことをします。

そうなると時間はかかるし、色んな意見が出てくるし、先に進みません。

「みんなの了解を得ないと先に進めない」という気持ちも分かりますが、その間にドンドン状況は悪くなります。

僕の場合は「幹部だけに報告し、さっさと進める」ようにします。全員ではなく、幹部やリーダーにだけ相談しさっさと進めます。

また「権限の裁量を決めて、報告するかしないかを予めルール化する」ようにしています。例えばオファー関係。基本リーダーと打ち合わせで決めますが、1枠は僕が勝手に決めるという了解を得ています。

別のイベントでは「共演したくないDJだけ教えてくれ。それを避けてオファーする」というルールで動いています。

決断を早くするため、僕のイベントはレギュラーを少なくしフットワークの軽い組織にしています。

とにかく早く決断する。今の時代は、それが求められています。

八方美人のリーダーでは、早く決断することが出来ません。いちいち周囲の了解が必要だからです。

【閑話休題】みんなで決めるという悪しき習慣

僕は「みんなで決める」というのは悪しき習慣だと思ってます。理由は「みんなで決めたことだから、みんなの責任」というやり方が、いやらしくて嫌いだからです。

リーダーは責任とってなんぼ。「みんなで決めた」という責任分散の考え方は、個人的に嫌いです。

八方美人は「決断力と信念が無い」と思われる。

「いやいや、そんな自分勝手なリーダー、ワンマンすぎて駄目だよ」と思われるかも知れません。

でも八方美人な人は、最終的に損するんです。

最初は理解のあるリーダーと思われます。よく話も聞いてくれるし、頼りになると思われます。

でもそれは、イベントの調子がいいときだけ。

イベントが落ち目になると、その八方美人さが命取りになります。

メンバー内の揉め事があったとき、両方の味方をすれば「お前は誰の味方だよ!」となりますし、色んな所にいい顔をしていると「あいつの考えていることはわからん」と思われます。

最終的に、どこにでもいい顔をする人は、嫌われます。

嫌われるというより、信用されなくなります。

色んな人の意見を汲み取ってやってきた結果、嫌われて信用されなくなる。

一生懸命、あっちこっち動いたのに!

あの苦労は何だったんだ!

そして崩壊。最悪のシナリオです。

その問題の本質は「八方美人だったから」です。

「波風を立てないように生きた」結果、誰一人味方がいなくなったわけです。

(これ、僕の経験談です。)

八方美人に、本当の味方はいない。

波風を立てないように生きている人は、周りに沢山味方がいると思ってしまいます。

それは間違いです。害がないから付き合っているだけで、味方というわけではないんです。

僕がクラウドファンディングをやったとき、それが本当によく分かりました。

支援者の多くがまんべんなく付き合っていた人ではなく、過去喧嘩して和解した人や商売関係、僕または僕のイベントのファンからの支援が多かったのです。

(支援しなかった人は全員味方じゃないと言っているわけではないので、あしからず。)

要するに「関係の深さ」がクラウドファンディングの成功を引き寄せたんです。

八方美人な生き方は、関係を深くすることが出来ません。

浅く広い人間関係が広がっていくだけです。

認知を広げたところで、人気がなければ意味がありません。

これからの時代、八方美人になってフォロワーを増やすことではなく、深いファンを増やすことが大切になります。

「誰にでも好かれる」ということは「誰にも好かれない」と同義です。

「口を開けてチャンスを待っているだけの人生が良い」なら、八方美人はオススメ。

「アニクラ」という組織にどっぷり浸かっていた僕。

とにかく失礼がないように、波風を立てないように動いていました。

その先に、自分の輝かしい未来があると信じて。

長くやっている人の言うことを聞けば問題ないんだって。

いつかチャンスがあるって。

口を開けてチャンスを待っているだけの人生だったんですね。

そんなとき、アニクラの客数が著しく減った時期がありました。

このままだと、アニクラは終わってしまう!

その危機感があって、常識を壊してでも、新しいことをしようと動きました。

そこから生まれたのが「ミナトレイヴ」です。

これをキッカケに、僕は徹底して人と違うことをやりました。

ブログ、有料マガジン、クラウドファンディング、プレゼント企画etc…

周りから見れば何をしているかわからない状態だったと思いますが、理解されたいとは1ミリも思っていませんでした。

周りにイチイチお伺い立てたり、周りの見る目を気にしてたら絶対出来なかったことです。

来年からはオンラインサロンをやります。アニクラを盛り上げたい野望と情熱のある人と繋がっていこうと思っています。

…話がずれましたが、みんなと仲良くしていこーという人は、目の前にチャンスがあったとき「あー周りに仲良くやっていこと言った手前、出し抜く真似できないなぁ」と遠慮して結局損をしたり、どう考えてもそうしたほうが良いのに、周りの目が気になって動けなかったりと。

結局の所、周りの評価を気にして自分の人生を送れないんじゃないんでしょうか。損じゃん八方美人。

八方美人を辞めるには?

まず「嫌われてでもやりたいこと」を見つけることです。

僕の場合は「今までのやり方をぶち壊してでも、アニクラを広めよう」という目的があります。

他にも「法律上クリアなアニクラを作ろう」とか、その先に「アニメと音楽の街を作る」という野望があります。

これらの野望を叶えるためなら、別に嫌われても良いと思っています。

八方美人の対極にあるものは「嫌われてでも、理解されなくても。やりたいことや野望があるか?」です。

最終的に、心の支えになるのは、自分のやりたいことは何か?そして信念です。

これさえ手に入るなら、これを犠牲にしてもいい。その精神です。

そんなものはない?という人もいるでしょう。

本当に?

本当にやりたいことないの?

絶対、あるはずです。

まとめ 「リーダーシップを取る」なら、嫌われる覚悟がいる。チャンスを待つだけなら八方美人で良い。

僕はリーダーシップを取って物事を進めたいタイプなので、嫌われても別にいいやと思っています。

全員に好かれて何かを成すのは、絶対無理。

やりたいことというのは、我の塊です。我の塊を全面に出してやるんですから、そりゃ賛否両論起きるだろうし、嫌われることもあるでしょう。

そのときに備えて「どういう人に好かれたいのか、どういう人なら嫌われても良いのか」決めるのも良いかもですね。

そうすると嫌われた時「あぁそっち側なのか」「見る目無いやつ」と思えます。

「せいぜいそこで八方美人でいろ。口を開けてチャンスを待ってろ。俺はチャンスを取りに行く」と思えます。

それぐらいの覚悟を持って物事やれるのかってことですね。

あと、嫌われる覚悟でやっていることって、その覚悟を気に入られて結局、嫌われないんですよね。

「嫌われてでもやりたいこと」ってのが、非人道的で法を犯すような話だったら別ですが、そんな夢持っている人、いないでしょ。

「一生楽して暮らしたい」とかは、全く応援する気ないですけど。

そのやりたいことが自分勝手な野望じゃなくて、応援したいものであれば、嫌われる覚悟を持って行動しても全然嫌われなかったりします。

近々またお話しますね。

ではでは~。

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