やぁ、アニソンDJのけんしろうだ。
もう2030年になったか。
俺はもう47になった。今でも葉鍵音源で高まってしまう、どうしようもないやつだ。
最近は音源買わなくてもDJできるようになったんだってね?
やれAppleMusicだの、Spotifyだの。
便利な世の中になったもんだ。1曲200円かかってたのが、月1,000円払えば1億曲もDJで使い放題なんて。
昔話をさせてもらうと、俺らの時代はTSUTAYAでCD借りてパソコンに取り込んでた。
それをDJソフトに入れて、それをUSBメモリにいれて現場に出てた。
今思えば、なんでそんな面倒なことしてたのかな。
CDの前にあったレコードってやつも、重くて持ち運びが面倒だったよ。
それがいいって人もいたけどな。
面倒なものってのは愛着がわくんだよ。
マニュアル運転とか、メンヘラとかな。
まぁCDとレコードとサブスクの音の差が分かるDJは、みんな死んだよ。
耳のいいDJは先に死ぬ。
少なくとも前線には居なくなるのさ。
さて、AppleMusicだのSpotifyだのに慣れた自宅DJ達へ。
耳の痛いことをいわなくてはならない。
お前らが自宅練習用のDJコントローラーをプロの現場に持ち込んで和気あいあいとDJイベントで遊んでいるのは知っている。
だがDJコントローラーはどうしてもDJブースの端に置かなきゃならねぇ。
なぜなら、CDJ-3000Xとかプロ用のDJ機材が真ん中にあるからな。
DJコントローラー使っているうちは、まだまだひよっこということだ。
立ちたいだろう?DJブースのど真ん中に。
だが、DJブースの真ん中に立ちたいなら覚えとかなきゃならねぇことがある。
AppleMusicやSpotifyにおんぶにだっこじゃ、1人前になれねぇよ。
曲を買え。
プロのDJ機材は、インターネットに繋がっていない。
2040年ぐらいにはDJ機材もインターネットに繋がり、サブスクのストリーミング再生でDJできるかもしれないが、2030年はまだまだ前時代的だ。面倒なもんだ。
もしレパートリーが500曲あるなら、全部買いなおせ。
1曲200円なら10万円だ。まぁ2曲しかねぇレコード1枚買ってた頃よりはバカ安だ。
DJしたきゃ10万用意しな。
買った曲を解析し、CUEを振れ。
サブスクで読み込んだ曲のBPMやMEMORYCUE、HOTCUE情報は、買った曲には反映されない。もしかしたら反映される方法はあるかもしれないが、基本無いと思ってくれ。
全部最初からやり直しかよ!と思うかもしれないが、私はCDからHDDに移行するとき、新しいPCに移行するとき、帰省した時の3度、データを失い、曲を買いなおしている。
失うことに、慣れてくれ。
プレイリストを作れ。
面倒だがプレイリストも作り直しだ。サブスクの曲と買った曲は別の曲扱いだから、サブスクのプレイリストとは別に、買った曲でプレイリストを作らなきゃならねえ。まぁ気が利くDJソフトならサブスクのプレイリストを変換できるかもしれねぇけどな。
こんなところだ。
DJブースの真ん中に立ちたきゃぁ、サブスク音源なんて使ってんじゃないよ。
曲を買え。今はまだ、買った曲でDJする時代だ。
あとがき
CDJ-3000Xが発売されますね。CDJ機材で初めてWiFiが搭載されているらしく、サブスクや音楽ストリーミングサービスに繋げられるそうです。しかも1曲ずつダウンロードするのではなく、TAGLISTにいれるとバックグラウンドでダウンロードしてくれるらしい。事前ダウンロードできるなら使い勝手は良くなりそうです。
この記事わざと2030年と書きました。おそらく2035年~2040年にはサブスクでDJするのが当たり前の世界になると思っていますが、2030年はまだまだ早いだろうなと思い、その時の自分ならどういう記事を書くかなと思ってこの記事を書きました。
今はもう、曲を買うよりサブスクで聞くのが当たり前の世界。2030年は買う人なんていなくなるでしょう。そんな中「DJするなら曲を買え」なんて発想だと、誰もDJ始めないんじゃないかなと思います。
DJ人口拡大を目指し、僕はこれからサブスクDJ(音楽ストリーミングDJ)を研究してみたいと思います。研究結果はXで発表していくので、フォローしてね。@dj_kenshiro
ではまた。