アニソンDJのけんしろうです。
今日この記事を見て、驚いた。
<受動喫煙>安倍首相「改正法案、今国会で」自民に提出指示
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170524-00000007-mai-pol
安倍首相が今国会中に成立するように指示したようで。
他人のたばこの煙を吸わされる受動喫煙対策に関し、安倍晋三首相は23日、自民党に対し、健康増進法改正案を今国会に提出するよう指示した。
この法案、自治体施設でアニクラをやっている僕にも影響する内容だったので、興味深く見ていました。(クラブ関係者は喫煙者多いので、結構集客に影響します。)
そして、この上記のニュース、よくよく読んでみると凄いことに。
健康増進法改正案
今年1月に概要が明らかになった、健康増進法改正案。
副流煙による受動喫煙対策として、健康増進法改正案が提出される。
これは東京オリンピックに向けての取り組みらしい。
分煙について努力義務だったものが、原則禁煙になり、罰則も設定される。
この法案、主に厚生労働省と自民党の間で揉めていて、
厚生労働省…延べ床面積30平方メートル以下のバーやスナックなどを除き屋内禁煙(喫煙室の設置は可)
自民党…客室面積100平方メートル※以下の飲食店は「喫煙」や「分煙」の表示をすれば喫煙を認める
※客室面積について神奈川県の条例(100平方メートル)を参考に詰めるとしている。
と、全面禁煙の対象となる店舗の条件について揉めている状況。
ただ、安倍首相によって「今国会で成立させるように」と要請があったことで、一気に成立まで進む感じです。
今国会で成立し、おそらく東京オリンピックの2020年までに施行されるだろうなぁと思っています。
その中で、僕が一番気になったのはこれ。
喫煙できる飲食店、未成年のNG。お客もスタッフも。
(2)喫煙できる飲食店内に20歳未満の客や従業員を立ち入り禁止とする
この案。
ということは、分煙がない喫煙可のお店では、未成年は立入禁止ということ?
子供連れ、未成年の学生なども対象になる。ファミリーをターゲットにしているお店は大打撃。
しかも「厚生労働省の案は厳しすぎる」という反発する自民党が出してきたのが、この内容。
成立される可能性が非常に高い。
喫煙できるライブハウスはどうなる?
ライブハウスのほとんどが、興行場許可ではなく飲食店営業許可で届出されています。
飲食店営業許可と興行場許可
https://insyoku.sigma-office.jp/insyoku/kougyoujou
もしこの法案が成立し施行されれば、飲食店営業許可を出しているライブハウスはどういう扱いになるのだろう?
もし飲食店扱いになった場合、ライブハウスのどこでも喫煙できてしまうと、未成年は立入禁止に。分煙に関しても、指定された条件の喫煙ルームを作る必要がありそうなので、かなり大変。
未成年かどうかの確認義務については明記されていませんが、罰則(過料)はあるので、お店側は確認せざるを得ないでしょうね…
最近では喫煙ルームを作るレストランが増えています。
ライブハウスの禁煙化が一気に進む。
健康増進法改正案の成立は今年7/18予定。施行予定は不明。でもおそらく東京オリンピックの2020年までには施行されるでしょう。
気になるのは
- どんな飲食店が屋内禁煙になるのか?
- 喫煙できる場合、どういう条件か?
- 分煙の条件は?喫煙ルームの規程は?
- 喫煙できる店では、一切未成年が入場できないのか、禁煙のところだけ入場できるのか?夜だけ入場できないのか?1日中か?
この部分ぐらいですかね。今の段階では判断が難しいのですが、もし現行のまま自民党案が成立すると…
飲食店営業の店は、未成年のお客様を入れることが出来ない、その上未成年のスタッフも雇えない。
↓
対応するためには、喫煙ルームを作るしか無い。
↓
その費用を出すくらいなら、全面禁煙にしたほうがいい。
という流れになるのかなぁと。
ライブハウスはよく借りるので、どんな内容で健康増進法改正案が成立するのか、目が離せない。
一度ニュースに目を通してみてください。
<受動喫煙>安倍首相「改正法案、今国会で」自民に提出指示
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170524-00000007-mai-pol