アニソンDJのけんしろうです。
よく僕が話す「信用残高」についてお話したいと思います。
信用残高とは?
僕は銀行のように、信用にも残高があると思っています。
日々の行動により積み重なる「信用」。
僕は、相手の信用がどれだけ溜まっているかを「残高」として捉えています。
例えば、日々ボランティア活動をしている人は、他の人よりも溜まりやすいでしょうし。
毎日好き放題生きていたら、なかなか信用残高は貯まらないでしょう。
信用残高を貯めるなら、日々の行動には気をつけなくてはならないのです。
信用残高があるかどうかを判断する基準
信用残高があるかどうかを判断する基準として、ちょっとした無理がきく人がいるかどうか。
「常識的に考えるとこれは受けへんやろ」というものを受けてくれる人。
メッセ1つですぐ遊びに付き合ってくれる人、お酒が弱いのにどこまでもお酒に付き合ってくれる人、友だち価格で仕事を受けてくれる人。
仕事で例えるなら「他より高いけど、貴方から買いたい」と言ってくれる人でしょうか。
そういう人は、信用残高が溜まっていると言えます。
そういう人がどれだけ周りにいるか。それで人生の豊かさが変わるような気がします。
相手の数だけ、信用銀行がある
この話をすると「とにかく良い行いをすれば、信用が貯まる」と思われてしまいますが…
信用残高という口座は、一つだけではありません。
信用口座は、相手の数だけ存在します。
毎日かわいがっている後輩からみれば、あなたの信用残高はタップリ溜まっているかもですが、嫌われている上司からの信用残高は無いかもしれませんね。
人によって信用残高は違うわけです。
だから「信用残高は、相手の数だけ存在する」と考えたほうが良いでしょう。
全員の信用残高を増やすのは難しい
信用残高が1つなら、増やすことはさほど難しくないでしょう。
しかしこれが複数の場合は、難しくなります。
誰とどんな付き合いをしていくのか、日々選択になります。
DJ仲間?経営者?仕事?プライベート?どこに比重を置くか?
人に合うたび、SNSで何か発言するたび、それは変わります。
全員の信用残高を増やすことは難しい。マザーテレサくらい?
なにせ「誰にでも好かれるやつが嫌い」という人もいるくらいですから。
そう考えると、自分が好かれたい人はどういう人なのか、しっかり考える必要がありますね。
誰も彼も好かれたいというのは、信用残高論の観点から言うと無理ゲーです。
相手の信用残高は、幾ら溜まっているかわからない
その上で、相手から見た自分の信用残高は、いくら溜まっているか分かりません。
知らないところで滅茶苦茶溜まっているかもしれませんし、滅茶苦茶減っているかもしれません。
自分の知らないところで悪い噂を流す人もいます。逆に自分の知らないところで褒められている人もいます。
そう考えると信用残高とは自分の知らないところでも変動していると言えるでしょう。
信用残高がゼロになると?
信用残高がゼロになったことは本人は気づきません。ゼロになったことは全く教えてもらえないからです。
代わりにほころびが出てきます。遊びにつきあってくれない、返信が遅い、ないがしろにされているなど。
そして信用残高がマイナスになると、自分の悪い噂となって現れます。
信用残高がマイナスになると?
信用残高がマイナスになると、自分の悪い噂が流れます。
ある意味自分の悪い噂が流れたら、それは信用残高がマイナスになっていると考えて問題ないでしょう。
マイナスはマイナスを引き寄せるといいますから、信用残高がマイナスの人々がつながっていきます。
それが大きなマイナスとなって、ある日急に大きな影響が現れます。
それが「急に友だちが減る」「今まで協力的だった人が、まったく協力してくれなくなった」「なんかよそよそしい」「3-4ヶ月会わない人が出てきた」などの反応に繋がっていくわけです。
一方、信用残高がプラス同士の人は引き合うことは稀です。不思議な話ですが…
信用残高を簡単に貯める方法は、ない。
マイナスの信用残高の話から「全員の信用残高を一気に上げることは出来ないのか?」と思うでしょう。
しかし、全員の信用残高を一気に上げる方法は限られています。巨額のチャリティ、無償のパーティー、ご飯を奢る、僕はそれぐらいしか思いつきません。
一気に上げる方法はありませんが、感謝を述べる、褒めるなど、コツコツとやっていくしか無いでしょう。
そういう努力をしてもだめなときもあります。そういうときは「こいつの信用残高は上げる必要がない」と切り捨てる覚悟も必要です。
信用残高がマイナスになりやすい人の条件
信用残高を上げる方法は限られていますが、トップレベルで信用残高がマイナスになる人がいます。
- 返信が遅い
- 言っている事とやっている事が違う
この2つです。
返信が遅い人間は、信用を失う。これはもう当たり前の話です。
逆に返信が遅いことで信用される人がいるか?いませんよね?
僕は結構返信を早めにしている、今返事できなくても「〇〇日までには結論出します」と返すのは、そのためです。
次に、言っている事とやっている事が違う人間。これも信用残高がマイナスになりやすい。
逆に言えば、この2つさえ気をつけていれば信用残高がマイナスになることは無いでしょう。
信用残高がマイナスになる基準は人それぞれかもしれない。
先程の「返信が遅い」「言っている事とやっている事が違う」というマイナスになる基準も、僕だけの基準かもしれませんね。
信用残高がマイナスになる基準は、人それぞれかもしれません。
例えば「どんなに愛嬌が良くても、仕事が出来ないやつはだめ」という人は、仕事が出来ない人は総じてマイナスかもしれません。
逆に「仕事ができるやつでも、愛嬌がないやつはだめ」という人は、愛嬌がないとマイナスかもしれません。
人の数だけ信用残高があり、増える減るの基準も違う。そういうことでしょう。
大きな失敗をしたときに、まず謝る意味
大きな失敗をした時「原因究明よりまず謝れよ」と言われるでしょう。
「いやいや、原因もわからんのに謝れるか!」と思うかもしれません。
ただこの信用残高論に当てはめると、納得がいきます。
大きな失敗をしたとき、信用残高がゴリゴリに減っています。
その時「原因がわからないので、いまは謝らない」という選択を取ると、時間の経過と共に、色んな人の信用残高がガッツリ減っていくんですね。
時間の経過とともに、ずっと減っていく。
だからこそ「まず謝る」という選択は大事です。
しかし「原因はわからんけど、なんかごめん」とか「とりあえず誤った」という感じだと、より信用残高がマイナスになるでしょう。
そういうときは「不快な思いをさせてしまったことを、謝る」という気持ち、そして原因追求と対策を早急に行い、予防策を考えることでしょう。
信用残高を引き出す
信用残高とは、引き出せるものです。
相手にお願いをして、聞いてくれるかどうか。
聞いてくれる人は、信用残高が溜まっている状態でしょう。
聞いてくれない人は、信用残高が溜まっていない状態です。
「1万円貸して?」とお願いされて、貸す人と貸さない人がいるでしょう。
中には貸すどころか、あげてもいいと言う人がいるでしょう。
そういう人は、信用残高が溜まっている人です。
日々なにかもらっているから、返したくなる。
返報性の原理と同じ考え方です。
信用残高を引き出せる人、なかなか引き出せない人
信用残高は、すぐに引き出せる人となかなか引き出せない人がいます。
すぐに引き出せる人は、色んな人の無理を結構聞いている人です。
すぐに引き出せない人は、なかなか無理を聞いてくれないけど、ある日ドン!と返してくれる事がある人。
不思議な話ですが、信用残高を引き出せる基準は人それぞれです。
あるキッカケで、どどんと引き出せる事があります。
その1つとして、クラウドファンディング。全員が不思議に思うでしょう「なんであんなにお金が集まるのか?」
それは目に見えない信用残高がお金という形になって現れるからです。1000万円のお金が集まっているのではなく、もっと大きな信用が兼ねてからあって、それがお金で表現されているに過ぎないと考えたほうが自然です。「クラウドファンディングは信用のジャックポット」と言われていますが、信用残高を引き出す1つのキッカケなのでしょう。
一方、そういうクラウドファンディングをやっても集まらない人がいます。
そういう人はそもそも信用が全く無いか、無理な頼み事をしょっちゅうしていて、ゴリゴリに信用残高を減らしているから集まらないというのもあるでしょう。
信用残高を貯める為に人付き合いするわけではありませんが、あまり周りに無理をさせるなという事です。
誰にでも優しい人
誰にでも優しい人や、最初から人を信用する人は、残高が高い状態から始まります。
その上で、すぐに信用残高を引き出される。
だから色んな人の色んな無理を聞いてくれる人になりやすい。
ところが、信用残高がマイナスになるとその人は潰れてしまいます。
音沙汰無くなったり、性格が変わってしまったり。
ちょっと無理しているなーという人は特別にケアする必要があります。
まとめ
言葉の選び方、行動の仕方ひとつで大きく変わる、信用残高。
日々のコミュニケーションの中で「相手にどれくらい信用されているか」と考えて生きるのは、結構面白いと思います。
ひとつの言動で、ある人はガッツリ信用残高が溜まって、ある人はガッツリ下がる。
そういうのも考えながら言動を変えると、少しずつ周りの環境が変わっていくと思います。
僕の信用残高はそれほど高くないと思いますので、色々行動しながら貯めたいと思います。
ではでは~