アニソンDJのけんしろうです。
最近新気鋭のDJイベントがたくさん生まれて嬉しい半面、接続トラブルを多く見かけます。
特にPCを直接DJ機材に接続したり、MIDIコントローラーをDJ機材に接続するPCDJ勢のトラブルですね。
僕は自分への戒めを込めて、こう思っています。
「PC接続トラブルを自己解決できないPCDJは、現場に出るな。CD持って来い。」
今回はPCDJとして最低限のトラブル回避の心得を7つ書きたいと思います。
僕も完璧ではないのですが、現状トラブルを回避できる策です。
目次
※現場というのは「自分が出演するイベント本番」を示します。DJ機材が置いてある会場という意味ではありません。
1.出演前にイベント使用機材を確認する。
DJ出演前に、イベントで使用するDJ機材を確認しましょう。
主催から共有されたり、会場のホームページに書いてあります。
それを読んで、自分のPCや機材が接続できるかどうか確認できます。
また、主催者が機材を持込むイベントもあります。会場の機材を使わないことも。
主催を通して当日の使用機材を確認するのが一番かもしれませんね。
RCAケーブルを刺すことが出来たらいいやって人は、もうそれで十分でしょう。
2.設営時、または出番30分前に接続を確認
会場についたら、自分の機材を接続できるか、主催や会場の許可を取って確認しましょう。
機材接続先の確認は、主催・会場スタッフ・自分の前のDJのいずれかに必ず確認。
コミュニケーションをとりましょう。初対面で話しかけるのが怖いと思いますが必要なことです。
可能であれば、正常に接続した状態でイベント本番に挑むのがベスト。
ただ、会場の都合上自分の機材を接続しっぱなしに出来ないこともあります。
そういう時は、前の演者がDJしている間に接続確認が必要になります。余裕を持って30分前に準備するのが良いでしょう。しっかりとDJミキサーに音が伝わっていることを確認して下さい。
(開場前の音出しで確認した人は、念のため出番30分前を目安に確認しておきましょう。)
間違っても、自分の出番10分前に到着して接続なんてことは避けましょう。トラブルの元です。
3.いざという時のために、USB&CDを用意する
いざDJを始めるタイミングで音が出ない。そういうこともあります。
そのためにも、当日行う予定だった曲をUSBやCDに焼いて準備しましょう。
(家でCD焼く時間がない人は、その場で自分のパソコンでCDを焼いてもいいでしょう。)
これなら短い間に切り替えができます。
ということは、PCDJはCDJの操作もできないといけないですね!練習しておきましょう!
4.現場で覚えず、機材レンタル or 練習会で覚える
「現場に行ったら誰かが助けてくれる」なんて甘いことを言う人がいますが、迷惑かかるのは運営側です。
練習できる場所はあります。機材をレンタルするなり、DJ練習会に参加するなりして覚えていきましょう。
現場では誰も助けてくれません。
5.DJ機材を持っている人の家に遊びに行く
相手次第ではありますが、DJ機材を持っている人の家に遊びに行くのもいいでしょう。
OKさえもらえれば、DJ練習会のように限られた時間しか触れないのではなく、時間が許す限りじっくり機材を触ることもできます。
大体、DJ機材を持っている人はある程度現場に慣れてもっと練習したい人が持っています。いい機会ですのでB2B練習など稽古をお願いしても良いでしょう。
B2B練習、本当に勉強になります!!
6.他DJさんがやっている接続方法も試させてもらう。
自分のPCDJ接続方法以外も体験してみるといいでしょう。
自分がいつどんなトラブルに巻き込まれるか分かりません。
特にWindows系は様々なソフトが干渉して音が出ない等トラブルも多い。
Macの人以上に、WindowsPCを持つ人はトラブル対応の引き出しは多いほうが良いでしょう。
ちなみに、DJを教えていると必然的にPCやDJ機材関連詳しくなります。弟子のPCトラブルを師匠が解決してやり方を教えるっての、なんどもやりました。
7.主催と会場のせいにしない。
たまに「PCをDJ機材に接続できなかった、壊れてるんじゃないか」と言うDJもいます。
僕から見ると「なんでUSBかCD持ってこなかったの?」「誰がこの人にDJ教えてるの?」と思います。
会場のホームページを見たらちゃんと書いてあるでしょう。会場がどんな機材を使っているのか。それを見れば自分のDJソフトがそれに対応しているのかもわかるはず。
今現場でDJしているほとんどが「DJ機材トラブルの原因がDJのPCにある」と知ったとき、「PC接続出来ないならCDかUSB持ってこいよ」って思うでしょう。
【まとめ】本番で音が出なかったら、DJが一番損をする。
結構厳し目の文章を書きましたが、いかがでしょうか?
僕も初心者にDJを教える時は、必ずDJ機材の設営をやってもらいます。
DJ機材の設営を何度もやると、自然と覚えていくんですよね。
「PCDJは自分の機材知識があれば良い」と思いがちですが、実は結構な知識が求められます。
この画像の意図は、「接続先は会場のDJ機材なんだから、自分の機材だけ使えたらいいわけじゃないよ」という意味と、「PCDJが動かなければ、CDJでDJをしなくてはならないよ」という2つの意味があります。
音が出なくて一番恥をかくのはDJです。
練習する場所は沢山あります。現場で恥をかく前に色んな所で練習しましょう。
そして現場では、主催・会場スタッフ・出演者とコミュニケーションをとりましょう。
現場によってルールが違います。思い込みは危険ですよ!
色々書きましたが、僕にも出来てないことがまだまだあります。
僕も気をつけます(ドキドキ
以上です。