人は追い込まれた時に本性を表す。大阪城から姫路城まで歩く関西チャリティ100km歩こうよ♪の思い出

アニソンDJのけんしろうです。今回は少し昔話を。

昔、僕は100kmを歩きました。

2012年5月20日から5月21日にかけて34時間。

ずっと歩きました。

道のりは大阪城から姫路城まで。

GoogleMapは最短ルートの90kmを示してますが、安全なルートを歩くため100kmくらいになります。

関西チャリティ 100km歩こうよ♪

【関西チャリティ100km歩こうよ大会のテーマ】

“絆（KIZUNA）"です。世界遺産姫路城を目指します。人と人が繋がることの大切さを感じ、100kmを感謝の気持ちで歩きたいと思います。“絆（KIZUNA）"それは、今私たちが次の世代へ伝える大切なメッセージになる。この大会のゴールは、100km先にあるのではなく、次の世代が明るく輝き、夢・希望を描ける時代にすることがゴールです。尚、大会はチャリティも目的としています、東日本の震災で被害にあわれた方の義援をさせていただいております。「初めて出会う人達とチームビルディングとソーシャルな絆を」一緒にゴールを目指しませんか？　
http://www.kansai100km.jp/

♪がついてますが、もう本当に荒行で。

タイムアップもあるのでコンビニで休み過ぎちゃうと間に合わないし、かと言って急ぎ過ぎると怪我するで本当に難しい。

34時間かけて100kmを歩いた

大阪城からスタート！2日かけて姫路城へ！

中之島を通り、淀川へ。

淀川を渡る。

武庫川こえて芦屋方面へ。

西宮。まだ余裕の表情。

芦屋の給水ポイントに到着。

休まず歩いて神戸ポートタワーへ。

神戸のサポーターのみなさん！

深夜0時に神戸から明石に向けて出発。休憩時間は10分もない。

鉄人！

翌朝到着した明石市のふぐ屋さんで休憩。マッサージを待っている。

マッサージ受けて悶絶する図。ここから後50kmあると聞いて絶望する。

加古川で痛み止めを買って足の痛みを和らげる。苦笑い。

昼過ぎ姫路に到着！

そして感動のゴールへ！

え？姫路城の写真？

撮る余裕なかったよorz...

友人が作ったfacebookの壁紙。僕の言葉を載せて相当いじられたｗ

100km歩いて見えてきた、僕の本性。

当時の心境をfacebookに書いていたので紹介します。

最後、100km歩こう会主催の道端俊彦さんと歩きました。

道端さんに「辛い、痛い」と漏らしている僕に、「もうすぐだから、今スピード緩めたら辛いから！」と叱咤激励されながら歩いたのはいい思い出です。

ただ、苦しい痛いと喚きながら歩いてた自分は今思うとかなりみっともなかった。

窮地の自分はこうなるんだなと自覚できたので次窮地に追い込まれたときは、ぐっとこらえて前にすすめるように心身ともに鍛え直します。

2012年5月21日 facebookより

もうね、最後の最後で主催の道端さんがスピードアップするもんだから、「まって道端さん！」「勘弁して下さい」「疲れてるんですよ怒」「もういやだ」とか、自分が言ったこと無い弱音片っ端から言ってましたね笑

僕は追い込まれると弱音をガンガン吐いてしまう人間だったということがわかりました。

100kmの後

100km歩いた後の後遺症が凄まじく。

翌日会社を休んだのは言うまでもない。

足が全く上がらないし、パンパンに腫れて靴が履けなくなりました。

想像してください。自分が今まで履けた靴が一晩で履けなくなるんですよ？

まるで沢山の靴下を履いている感じ。

元に戻るのに１週間かかりました。やばかった。

でも心は感謝の気持ちでいっぱいでした。

100kmを歩くと決めて、
前へ前へと進んでも、
永遠と続く代わり映えのない道に
ポキっと心が折れそうになる。

それは目標を明確に定め、
毎日努力をしていても
変わらない自分の日々に
心が折れそうになる時期と
よく似ている気がする。

今のままでいいじゃんと言う
周りがうらやましくなる。
でも一度自分の夢や理想、
目標に恋焦がれたら
まっすぐ歩き続けるしかないんだ。
代わり映えのない日々でも、
体はボロボロで5cmしか歩けなくても、
自分の理想に向かって。

…仕事合間の休憩中にふと
100km歩いたこと、
楽しいチームメイトのこと、
経験者の温かいサポートのことを
思い出したので書きました。
また仕事に戻ります。

2012年5月26日 facebookより

歩き終わった後は友人がお疲れ会を開いてくれて、特性のケーキを頂きました。記念撮影。

本当にいい思い出です。

追い込まれた時に本性が出てくる。知っておくのも大切。

もうある程度社会経験を積み重ねると滅多に追い込まれなくなります。

それだけ処世術がうまくなってしまうんですね。

でもこの100km歩くのだけは、普段運動しない人からすると苦行。

自分の想像を遥かに超える苦しみが待っています。

（でも、達成した時の喜びは、最高です！）

僕は、弱音を吐きまくるタイプでした。みんなはどうかな？

自分が極限状態になったときにどうなるのか？気になる人、100kmどうでしょう？

100km歩くの、おすすめです。

なぜなら、追い詰められるから。

「昔仕事に追いつめられた時もなんとかなったから今回も大丈夫」という想像は、一見自分の力を引き出すようで実は悪い思い出と感情も蘇ってしまうんですよね。だから変なオーラで頑張ってしまう。

でもこの100km歩いた思い出は辛いけど爽やかな気持ちになれます。辛い思い出以上に清々しい気持ちが蘇ります。

そして追い込まれた瞬間から開放された時、より一層飛躍することが出来るんです。

ちょうど今僕は、100km歩いた時のことを思い出しました。

あの時と比べたら、今の苦しみは楽勝。そう思えるくらい辛さと爽やかさがある体験でした。

興味ある方は是非一度ホームページをのぞいてみてください。

関西100km歩こうよ♪
第5回 2016年5月14日(土)～15日(日) 開催

http://www.kansai100km.jp/