rekordbox dj の使い方

【rekordbox 5.1.1】新機能レビュー。フレーズ解析・Automixについて

2018/01/27

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この記事は2年以上前の情報です。
最新情報と異なる場合がございます。

アニソンDJのけんしろうです。

rekordbox 5.1系になってから、色々と機能が追加されたので調べるのに時間がかかりました。

今回はフレーズ解析とAutomixについて、軽く解説します。

rekordbox 5.1.0 & rekordbox 5.1.1 変更点

5.1.0も含めて、変わったところをまずお伝えします。

Ver.5.1.0 (2018.01.18)
[機能追加]
-DDJ-1000に対応
-rekordbox lyric(有料):歌詞表示機能を追加 (rekordbox lyricのサービスは、日本での利用は出来ません。)
 rekordbox lyric機能追加に伴うサブスクリプション形態の変更
 新サブスクリプションの概要については[月々定額]をご覧ください。
-フレーズ解析機能を追加(rekordbox djライセンスが必要です)
-Automix機能を追加
-Beat FX:ENIGMA JET, MOBIUS SAW, MOBIUS TRI, LOW CUT ECHO
-BPMシンク機能対応

[機能改善]
-Related Tracks(関連するトラック)機能を改善
 条件を複数保存できるように改善
 ツリービューでRelated Tracksを管理できるように改善
 Key Shift時のKey条件結果をPerformanceモードのKeyで表示するように改善
-スクラッチレイテンシーを改善
-Track Searchを改善
-JOGをドラッグ&ドロップしてインスタントダブルできるように改善。合わせてプレイリストへの追加もできるように改善

[バグ修正]
-v500、v501でラグが発生した問題を修正
-【DDJ-RZX】 FX SelectionのFX Beatが表示されない問題を修正
-環境設定の色名称を変更しても、トラックフィルターの名称に反映されない問題を修正
-ジャンルが設定された曲から設定されていない曲へ切り換えると、Info画面に前の値が残って表示されている問題を修正
-v430以降、VINYL OFFのCUE待機中にJOG天面回転が有効になっている問題を修正
-キーボードショートカットの"show memory cue panel"が動作しない問題を修正
-DDJ-RZX接続時にクラッシュする問題を修正
-BEAT FXの【拍 / %】 と【Time】の操作範囲を変更しました。
-BEAT FXの Masterチャンネルに、現在ON AIR中DECKのBPMを反映させるように変更しました。
-BEAT FX【PITCH】の動作仕様を変更しました。
-RELEASE FX【BACK SPIN】の反応速度を向上しました。
-BPM範囲を変更して再解析すると、GRIDデータが書き換わらない問題を修正
-GRIDパネルで変更したBPMが即時にデッキ部へ反映されない問題を修正
-解析後、先頭拍に1.1beatをセットしてLOCKするとBPMが変化する問題を修正
-情報表示画面で編集中にColorへ移動するとクラッシュする問題を修正
-DVS使用時、TEMPOを変更するとDJMのBPMがrekordboxの値と一致しない問題を修正
-その他のバグ修正と動作安定性の向上

Ver.5.1.1 (2018.01.19)
[バグ修正]
-rekordbox 5.1.0で、サブパネルにある曲情報画面を表示した状態でブラウザ画面にて複数の楽曲を選択するとジャンル情報、およびリリース日情報が削除される問題を修正

ソース:rekordbox

新製品DDJ-1000に対応しただけではなく、様々なアップデートが行われていますね。

Related Tracksなど気になる機能がありますが、今回はフレーズ解析とAutomixについて解説します。

フレーズ解析

フレーズ解析は曲の展開を解析して、視覚化する機能です。

この機能を使うためには、まずフレーズを表示する準備が必要です。

解析されたフレーズを表示するには、表示にある「フレーズ(拡大波形)」「フレーズ(全体波形)」にチェックを入れる

フレーズを表示するには、表示にある「フレーズ(拡大波形)」「フレーズ(全体波形)」にチェックを入れる必要があります。

この手順を飛ばすと、解析してもフレーズが出てきません。

次に、曲を解析します。

解析したい曲を右クリック→「楽曲を解析」を選ぶ

Analysis Setting で、Phraseにチェックを入れる。

全体波形と拡大波形に、解析されたフレーズが表示される。

解析された曲は、├┼┤というマークが付く。

フレーズとフレーズの間にある”間”も、表示される。

解析されたフレーズは変更可能で、ビートグリッドを設定する画面で変えることができます。

解析してちょっと違うときは、これで修正できます。

CUTで分割も出来るので、細かいところを調整するのに適しているでしょう。

色々解析してみた所、EDMや4つ打ち系で綺麗に解析出来ているものが半分くらい。

アニソンの原曲やJPOPになると上手く出来ませんでした。曲の構成への考え方も違いますので仕方ないとは思います。

今の所、僕は使っていないですね…

Automix

フレーズ解析された曲は、Automixを使った自動再生で使うことが出来ます。

赤枠を押すと、Automixが開く。

Automixでは、曲のアウトロとイントロを認識して、自動で再生する機能。

アウトロに差し掛かると、次の曲のイントロが再生される

動画をご覧ください。(僕の姿が写ってるのは、無視してください。)

動画の55秒から、音がズレていたのがおわかりでしょうか?

このAutomix、ビートグリッドがしっかりと引かれていないと、上手く動きません。

フレーズも間違っていると、意図しない所で曲が繋がったりします。

仕込みが必要で、使い所も今の所ピンときてないですが、これから改良されていくのだと思います。

または、次の新コントローラーで使われる機能かもですね。

詳しくはマニュアルをご覧ください。

これらフレーズ解析などは、rekordbox公式のマニュアルに掲載されています。

新機能が追加されると同時に、使い方が更新されていることが多いので、もし新機能の使い方が分からなければ一度ご覧ください。

https://rekordbox.com/ja/support/manual.php

一部噂では曲のロードが早くなったなど、概ね好評の新ver。

概ね好評なんですけど・・・

僕的には、テンポフェーダーに戻ってきて欲しいと、切に願っています。

rekordbox 4.4.0ではあったテンポフェーダー

rekordbox 5系 にはテンポフェーダーが無い!

ほんと、戻ってきて…

ではでは~。

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