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なりたいDJをイメージしよう 【アニソンDJになるには? 第一章】

けんしろうです。

将来執筆家になりたくて、文章を書く練習をしています。

今回、自分が好きな題材「アニソンDJ」について書きました。この文章を届けたい対象は「アニソンDJになりたい人」です。

よろしければご感想いただけると嬉しいです。

DJとは何か?

DJとは、複数の曲を使い、現場の雰囲気をパーティーのコンセプトに沿ったものへ演出する仕事 です。

まず、1曲だけでDJをすることはありません。DJは必ず 2曲以上 を使います。
例えば、アニソンDJ の場合、30分で20~22曲、40分で22~25曲を流し、それらをスムーズにつなげていきます。

「現場」 とは、DJが音楽を流す空間のこと。
バーの片隅でプレイすることもあれば、ULTRAのようなフェスで何千人を前に演奏することもあります。

次に、「パーティーのコンセプトに沿った雰囲気」 とは、その場の状況に応じて変化します。
前のDJが作った流れを維持するのか、さらに盛り上げるのか、逆にクールダウンさせるのか――その瞬間の判断が求められます。

新人DJに対して、主催者が求める最低限の基準は 「とにかく音を止めなければOK」 というものかもしれません。
しかし、本来DJに求められるのは 「複数の曲を使い、現場の雰囲気をパーティーのコンセプトに沿ったものへ演出すること」 です。

そして、DJは 「仕事」 です。
たとえ 出演料(ギャラ)が発生しなくても、お客様はあなたのDJを聴くために入場料(DOOR)を払っている のです。
その責任を自覚し、プロ意識を持つことが大切 です。

今は出演料がもらえなくても、将来的に出演料を得られるDJ になるためには、
「お金を払って(&交通費をかけて)聴きに来た価値があった」 と思われるDJを目指したいですね。

DJとして出演したいパーティーがありますか?

ところで、あなたはDJとして出演したいパーティーがありますか?

XやInstagramではさまざまなDJパーティーの動画や告知が流れてきますが、どのパーティーが特に魅力的に感じますか?

もし目標とするパーティーがあるなら、そのパーティーが大切にしているテーマや雰囲気を理解することが重要です。

「とにかくいろんな曲をごちゃ混ぜにして、みんなが楽しめればOK」というコンセプトでは、多くの人を惹きつけることはできません。明確なテーマがなければ、数百人規模のパーティーを成功させるのは難しいでしょう。

どんなコンセプトのパーティーに出演したいのか。
その場でどのような雰囲気のDJをしたいのか。
お客様にどんな気持ちになってほしいのか。

これらを明確にすることで、DJを学ぶモチベーションが高まり、学んでいく過程で自分に足りない要素も見えてくるはずです。

また、実際にそのパーティーに足を運び、雰囲気を肌で感じることも大切です。

「そこまでしてDJをやりたいわけでは…」と気持ちでは、せっかく数十万円かけて購入したDJ機材も放置されることでしょう。

それほど、「どのDJパーティーに出演したいのか」を考えることは重要なのです。

DJ機材とは

DJ機材とは、DJが音楽を演奏するために使用する機材のことです。

基本的な構成は、音を再生する機器(ターンテーブル/CDJ)が2つと、それらの音を調整する機器(DJミキサー)です。

音を再生する機器には、レコードを再生できるターンテーブルや、CDやUSBメモリ内の楽曲を再生できるCDJなどがあります。現在の主流はCDJですが、最近ではCDを挿入できないモデルも増えているため、USBメモリを使って楽曲を再生するのが一般的になっています。

再生された音は、DJミキサーを通して音量を調整し、会場のスピーカーへと送られます。

DJは楽曲のことを「音源」と呼びます。

「音源が良い・悪い」という話をする際は、主に楽曲のクオリティについて言及していることが多いです。

また、USBメモリに音源を入れるにはノートPCが必須です。

デスクトップPCからUSBメモリへ音源を入れることも可能ですが、現場で音源を追加することも多いため、ほとんどのDJはノートPCを持ち込む傾向にあります。特に、数百人規模の大きなイベントではノートPCの持ち込みが一般的です。

音源とノートPC、この2つはDJにとって欠かせない機材です。

DJの3大カテゴリ

実はDJには大きく3つのカテゴリがあり、どのカテゴリを選ぶかによって将来性が変わることをご存じですか?

私が出会った多くの人は、「DJは全員スクラッチができる」と思っているようです。

親や友人からも「DJって、あれでしょ?チュクチュクってするやつ」と言われることがあります。

このスクラッチを専門とするDJを、私は「バトルDJ」と呼んでいます。彼らは、DJ機材を駆使した技術を競う大会に挑み、腕を磨いています。その代表的な大会が、DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIPS です。


DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIPSとは?

約30年以上の歴史を持つ世界最大規模のDJバトル。DMCは Disco Mix Club の略称。
リズムキープを基本とし、スクラッチ、ビートジャグリング、トリックなどのテクニック、それを組み立てる構成力、オリジナリティ、音楽性などを総合的に採点し、優れたDJを選出する大会。


スクラッチに興味がないDJにとって、「DJってあれでしょ?チュクチュクってやるやつ」と言われるのは少し困るかもしれません。

また、よく「DJって曲も作れるんでしょ?中田ヤスタカさんみたいに!」と言われることもあります。

確かに、中田ヤスタカさんやTeddyLoidさん、livetuneのkzさん、DJ'TEKINA//SOMETHINGとしても知られるゆよゆっぺさんなど、楽曲制作も行うDJは存在します。彼らの影響で、「DJは曲を作るもの」というイメージを持つ人も多いのでしょう。

このようなDJを、私は 「楽曲制作DJ(楽曲制作をするDJ)」 と呼んでいます。
一般的なDJが他のアーティストの楽曲を使用するのに対し、彼らは自ら制作した楽曲を使う点が大きな違いです。オリジナル曲だけでプレイするDJもいれば、流行の楽曲やお気に入りの曲を織り交ぜながらプレイするDJもいます。

では、「スクラッチもできないし、DMCチャンピオンを目指しているわけでもない。曲も作っていない」というDJはどうなるのでしょうか?

それが、一般的なDJ」 のカテゴリに分類されます。

一般的なDJバトルDJ楽曲制作DJ
(楽曲制作されているDJ)
DJ機材の認識音源を再生する機械

(デビューするのに、ギターやベースまでの修練は必要ない)
楽器

(ギターやベースなどに近い修練がいる)
音源を再生する機械

(自分の作った音源を再生する機械であり、 他音源も再生出来るもの)
DJデビューのスピード早い

(1週間~1ヶ月PCやDJソフトの発達により、上達スピードが上がった。また教材や練習環境も充実している。)
遅い

(3年~5年スクラッチの習得自体に時間が必要。また人前で見せるレベルはもっと時間が必要。)
遅い

(楽曲が出来るまで3年~5年は時間がかかるため。既に曲がある場合でも現場に適した音の作り方へ修正が必要。)
将来性

(他人の音楽を流している立場である以上、自分が大きな利益を得ることは出来ない)


(DMCチャンピオンになれば一躍有名になり、様々な仕事が入るが、道のりは険しい)


(作曲家として他のDJやVtuber、レーベルなど様々なところから声がかかる。いつしかDJは作曲家のプロモーション活動に)
DJ出演料(ギャラ)低い

実績あっても数千円 ほぼ無料
高い

ただし実績必須
高い

ただし実績必須

バトルDJは、賞金付きの大会に出場できるほか、DJ松永さんのように一躍有名になる可能性もあります。また楽曲制作DJは、有名アーティストやVtuberなどに楽曲を提供することで、知名度を上げるだけでなく、作曲に関わる権利や報酬を得られるチャンスがあります。

将来性を考えるなら、間違いなく バトルDJ楽曲制作DJ をおすすめします。
しかし、手っ取り早くDJを始めたいなら 一般的なDJ を選ぶのが最適です。

ここから先は 一般的なDJになる方法」 についてのみ解説します。
スクラッチの技術や楽曲制作の方法には触れませんので、ご了承ください。

DJの楽しい瞬間。味わうためには?

さて、一般的なDJを目指すことが決まった ところで、何を楽しみにDJ活動を続ければよいのでしょうか?

私は、自宅でのDJ練習はあまり楽しいと感じません。やはり DJはお客様がいてこそ
自分のプレイでお客様が盛り上がる瞬間が、一番の醍醐味です。

もちろん、盛り上げることだけがDJの楽しみではありません。
たとえば、食事のBGMのように 穏やかな雰囲気を作ることが好き というDJもいるでしょう。
しかし、どのスタイルを選ぶにせよ 「お客様がいるかいないか」 が重要です。

DJの楽しさを存分に味わうためには、人前でプレイできるレベルの技術が必要です。
お客様は お金を払ってその場にいる という事実を忘れてはいけません。
たとえあなたが1円も報酬を受け取っていなくても、DJブースに立つ以上、一定の技術は求められます

そこで、最短でアニソンDJデビューを目指すための技術本 として、アニソンDJの教科書2025 を作りました。

これは、身近に相談できるアニソンDJがいない人のための教材 です。
もし相談できるDJがいるなら、直接アドバイスを受けるのが一番でしょう。

あなたのDJデビューを応援しています!

けんしろう

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