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Web業界8年目推薦!デザイン初心者はコレを読め。3つの理由

2016/04/07

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アニソンDJのけんしろうです。

Web業界に入って8年目。

何も知識がないところから今では月間100万PVのサイトを複数運営する立場までに成長しました。

元々ゲーム制作の専門学校出身なので、プログラミングはある程度の知識はありましたが、デザインに関しては全くの素人。

デザインには様々な知識が必要。
これから学ぶ人はどれから手を付けたら良いのかわからないと思います。

そこで!Web業界8年目の僕が、デザイン初心者のための最高の1冊を紹介します!

Web業界の人も殆ど知ってる、名著です。

その名は!

ノンデザイナーズ・デザインブック!

Web関係者から「またそれか!」とヤジが飛んできそう!

それぐらい一昔前に話題になり過ぎて、デザイナーなら知っていて当たり前の本になりました。

少なくとも、「デザインを論理的に、体系的に伝え無くてはならない」上司や中間管理職の人は一度は目を通したことがある本です。

もう名著過ぎて、あらゆるところでレビューされまくっている本です。

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Amazonの評価も高い!

こんな人におすすめ!

  1. これからデザインを学びたい人
  2. デザインを直感的にやってきてしまい、部下に論理的に教えられない人。
  3. パワーポイントやkeynoteなどの資料を綺麗に作りたい人。

初めてデザインを学ぶ人から、自分のデザインをワンランクアップさせたい人まで幅広くオススメできる一冊です。

あとは自分のデザイン理論に裏付けが欲しい人にも向いています。

たまに読んで、「あー俺のデザインはまだ基本を外してないやー」と安心する一冊でもありますw

ノンデザイナーズ・デザインブック おすすめする3つのポイント

1.安易に図解せず、文章で分かりやすく解説。

「デザインの本なのに文字中心?事例を豊富に載せて説明してよ!」と思うかもしれません。

事実、今書店で並んでいる本は豊富な事例を元に丁寧に解説がついた本が並んでいます。

あとはPhotoshopやIllustratorの使い方を中心とした解説書が多いようです。

一言でまとめるなら「ほら、こういうことを覚えたらこういうデザインが出来るよ!」って感じ。

甘いな!

そもそもの本選びで間違えています。

初心者は「事例を豊富に載せて分かりやすいコメントを添えている本」を選びがち。

事例8割、解説2割のような本。

図8割、文章2割かな。あくまで文章は添えているみたいな。

わかっていませんね。

この本は文章を中心にデザインを解説しています。

それこそ口頭でも伝えられるくらい、わかりやすい表現で。

文章8割,図2割。

まずは分かりやすく文章で伝えて、あとで図が出てきてスッキリと理解できる。

非常に優れた文章と図の構成で出来ている一冊です。

この時期書店で大量にデザインの本を買っている新卒の人を見かけるけど、この一冊が入ってないのを見た時は、「だれかシッカリ教えてあげてほしい」と思います。

良著を読む、それが習得の最短ルートです。

2.IllustratorやPhotoshopを持っていなくてもデザインを学べる。

初心者はデザイナーはIllustratorやPhotoshopがないと出来ないって思っていませんか?またはInDesign。

それは違います。

デザインは板に墨を塗って紙に転写していた活版印刷のときから存在しています。

紙と鉛筆を渡して「デザインして?」と言われても、なんなく出来る技術が必要。

この本に書かれているのは活版印刷からあったデザイン技術も網羅している、貴重な一冊。

デザインはソフトウェアに依存しなくても学べるんです。

この本に書かれた基本を知らない人がいきなりwebを触ってもうまくいかないのは当たり前だと思います。

確固たる理論がないから。 

決して奇をてらっていない、過去から現在、そして未来まで通じる、色褪せない技術がこの本にあります。

3.Webと紙、両方に通用する技術

本書では4つのテクニックを中心に解説されています。

そのテクニックは、Webと紙媒体両方に使える、凄い技術です。

何かデザイン的におかしい、違和感があるという時に本書を読みなおし、再度4つのテクニックを使うと、プロのデザインに近づきます。

後輩がデザイン案を持ってきた時に、この原則ができていなかったらもう一度この本を読みなおして作りなおしてもらう。それぐらい基本的で応用が効く技術が網羅されています。

教育する上でもこの上なく便利な一冊。だからぜひ読んで欲しい。

変なキャッチの本を読むよりこの一冊。

 

この本はデザインの入り口。でも最高の出会いになる。

この本に書かれていることをマスターすると、いわゆる「プロに近い」デザインになります。

「プロに近い」と書いたのは、この本だけでプロになれるわけではなく、当然ここから更に細かい部分(ディティール)を作りこむことにより、お金を払う価値のあるプロらしさが出ます。デザインとしてプロと呼ばれるにはまだまだ遠い道のりなのです。現実は甘くない。

ただ、デザインの入り口としてコレほどオススメできる本はない。それだけは言い切れます。こんなに応用が効く基本技術はなかなか無いと思いますね。

そして、デザインを教えるための教科書としても最適です。

デザインしている人に「ノンデザイナーズ・デザインブックって知っていますか?」と聞いて、知らないと答える人は、ものすごいアーティスト志向の人間か、不勉強な人ぐらいの視線で僕は見ます。(というか、この質問が失礼かもしれない。知ってて当たり前に近い。)

なので、是非これからデザインを学ぶ方に買って欲しい本です。

これ以外の書籍は、最近出た本を適当に買っとけばいいです。

ノンデザイナーズ・デザインブックの基本を元に読み直せば頭にスイスイ知識が入っていきます。

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Kindle版もあるよ!ただ色の説明とかもあるので単行本のほうが読みやすいかも。

読み終わったあとの使い道

また来年入社する後輩に渡してもいいのですが、その後輩にはできれば買って欲しい!そう思います。自分で買うことに意義がある。

この話をすると怒られるかもしれませんが、この本中古で高く売れます。新品に近い価格で。

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物の価値は中古で売れば価値がわかるといいますが、それを表してますね!

ではでは!

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