おはよー!!
「メロンパンのカロリーは、ラーメン1杯に近い」と聞いて戦慄している、アニソンDJのけんしろうです。
クリーム入りとかチョコチップ付きのやつは、天下一品のこってりレベルになることがあるそうで。
まって、恐ろしいかっじゃっ!!
DJオファー、どうやったら貰えるの?
さて、500人規模のDJイベントをオーガナイズしていると、若手に聞かれます。
「DJオファーが欲しいのですが、どうしたら良いですか?」
DJを教えている子や、ブログを見たこれから頑張りたいDJからよく聞かれる質問です。
僕もDJを始めた頃、とにかくイベントに出たくてMIXCDを作ったり色んな主催にアプローチしました。
でも欲しがるだけではオファーはもらえないものですね。イベントを主催するとよく分かります。
その過去の経験から「DJのオファーをもらうために何をするのか」という点について、今回書きました。
書いたあと自分の中で腑に落ちたので「オファー獲得の黄金ルール」としました。
僕自身の体験談や気をつけていることもありますが、アニクラを主催する人々と対話する中で気づいた点も多々あります。
「僕の音楽が分かるイベントだけでいい」「そんなに多くのオファーは必要ない」という人には役に立たない記事ですが、「もう少し色んな所で活躍したい」「もっと出演数を増やしたい」という人には参考になるかと思います。
お役に立てれば幸いです。
※例のごとく、アニソン系DJイベント(アニクラ)に関する内容です。他はわかりません!
目次
1.DJの腕前
当然DJオファーなので、DJの腕前は必要です。
オファーされたいパーティーの方向性に合うDJプレイが出来るか、それは必ず確認するでしょう。
オファーする主催側からみて、自分のイベントが求めるDJレベルをクリアしているのか。楽しいパーティーを一緒に作れるか。シビアに見られます。
その基準は出演しているDJ陣。出演したいイベントでDJさんがどのようにプレイしているのかよく観察します。
その基準に達するDJになるまで
- 音源を探す(digる)
- アニメ作品を見る、深掘りしてみる。
- 自宅で練習
- 出たいイベントのDJさんのプレイを真似る(選曲・繋ぎ方)
- 練習会に参加する
- 出演させて頂ける現場には片っ端から出る
- アドバイスは真摯に受け入れる
- 自分のDJスタイルを追求する
- 誰かに教える(教えるという行為は自分の身になります)
など、地道に鍛錬を積みます。これは非常に大事です。
効果的な練習法として、B2B練習はかなり腕が上がる練習です。気の合う仲間と、またはDJの師匠とやってみてはいかがでしょう?
公募に参加するのも自分腕を確かめる貴重な機会だと思いますので、参加してみてはいかがでしょう?
関連記事:アニクラ公募!ガンガンエントリーしたほうがいい5つの理由
機材トラブルへの対応など、DJの腕前を鍛えるには無数のやることがあります。
関連記事:接続トラブルを自己解決できないPCDJへ。トラブル回避7つの心得
どうしても出たいイベントがある場合、そのイベントの選曲やDJ技術などを確認しに行くのはオファー獲得の鉄則です。
「オファーが来ていないのは、DJの腕前が足りない」と考えるのがまず優先でしょう。
その上で練習し、MIXをSoundCloudやMixcloudにあげて、沢山の人に見てもらうことが大切でしょう。
DJの腕は、繋ぎ方や選曲だけじゃない。
ここで間違えて欲しくないのは、DJの腕は曲同士の繋ぎ方や選曲だけではないということです。
お客さんをノセるパフォーマンス力、お客さんをたくさん呼ぶ集客力、その時間帯にDJをするにあたっての役割を理解しているか等、DJとしての腕前は多岐にわたります。
細かなミスを見つけて「あんな人がDJやっているのか、僕ならもっと上手くやれるぜ!」と言っているようでは、視野が狭い。そもそもそのイベントに出てない時点で相手と比べる事が浅はかです。
視野を広げて観察しましょう。
2.人間としての魅力
次に、人間としての魅力です。
DJとしての腕だけでなく、人間としての魅力も見られます。
オファーしやすいのは
- 常に清潔感ある服装
- ある程度、挨拶や会話の受け答えが出来る
- パーティーを楽しむ気持ちを忘れない
- 楽しく一緒にお酒が呑める
- 素直な性格
- 楽しいパーティーを実現することに協力的な人
というところでしょうか。
僕もオファーしたいDJを見つけたら、その人が出演するイベントまで出向き、DJを聞くのはもちろん、乾杯して色々お話をしながら「一緒にいて楽しいか」「楽しい場を一緒に作れそうか」を見ています。逆に向こうにとって僕が駄目そうに見えてるなーと感じた時は、挨拶をしてから離れます。
人間としての魅力と書くと、性格的な部分と思われがちですが、単純に「イベントにいると華になる、それだけでコンテンツになる」というものもあります。
華やかなコスプレをいつもしてくれる女性DJや、キャラクター性が高い男性DJなども該当します。(ちょっとDJの腕前と重なるかもですね。)
「誰かに紹介される、魅力的な自分であること」
僕もDJだけでなく、人間としての魅力も磨き続けたいですね。
オファーを悩むDJ
僕が主催の時ですが、オファーを悩む、オファーがしづらいDJとなると
- 暗い
- 自意識過剰すぎる
- 批判家・皮肉家である
- Twitterの言動が悪目立ちやすい
- 暴れる・しつこく絡むなど酒癖が悪い
という人は、ちょっとオファーしづらいです。
トラブルを起こしそうだなぁとか、レギュレーション(イベント主旨)と違うDJしそうだなぁとか…イベントの最後まで気が抜けない。
けど「んん・・・難しい・・・でもすごく良いDJだ・・・んん・・」というので悩みます。
「この人を呼ぶのであれば、万全の体制にしないと!」という心構えが必要だったり。
僕もツイッターで批判や皮肉を言ってたほうですが、楽しいパーティを実現するには常日頃の言動も重要だなと気づき、辞めました。
3.イベントへの顔出し数
単純にどれだけイベントに顔出しをしているかも、大切です。
これは「主催に媚を売れ」って意味ではなく、そのイベントに通い楽しんでファンになることが大事だという意味です。
好きなDJを見つけてファンになる。その人と話して刺激を受ける。
同じイベントが好きならお客さんと話して、どんな音楽が好きかを共有する。
そういう場を楽しむことも、オファーに繋がると思います。
現実、イベント会場でお酒を呑みながらのオファーは多いです。
逆にあまり顔も出さす、オファーだけ欲しがられると「というか、君誰なの?」という状態に。
単純に主催と接している数だけでも、オファーをもらいやすくはなります。
4.集客力
最近ではめっきり集客してくれるDJが減りました。
「自分を売る」ということが苦手な人が増えたのもありますし、Twitterという便利なツールが生まれたおかげで「とりあえずツイートするか」みたいな人も増えてます。
最近ではツイートさえしないDJが出てきてるぐらい、告知と集客に無関心な人が多い。
この状況で「むっちゃ告知するよ!」とか「お客さん連れてきます!」と言える人は強いです。
また「お客さん連れてこれなくてごめん!むっちゃ呑む!」という人も、好まれます。
集客や告知の重要性は、この記事を読んでみてくださいね。
主催によって基準は様々。
まとめると、こういう感じになります。
オファー獲得の黄金ルール
DJの腕前 × 人間としての魅力 × イベントへの顔出し数 × 集客力
DJの腕前がピカイチで、魅力的で、よくイベントにも来てくれる人。そして、集客(告知)してくれる人。
自分で書いておきながら、これ無敵やんって思いました(^^) なかなか出来ないですね…
もちろん主催によっては基準が違うでしょう。
会ったことなくて知らない人でも、DJの腕が高ければそれ以上は求めないという人もいるでしょう。
自分のイベントにはない、新しい風を求めて、そのDJの腕を見込んでオファーするというのも当然です。
逆に和気あいあいとやりたいから、DJの腕が普通くらいでも、人間としての魅力に溢れ、イベントの常連になっているDJにオファーしたいという主催もいると思います。
イベントによりこれらの基準の比率は大きく変わるでしょう。
いずれにせよ、オファーも頂くためには、どれも標準以上が必要なのは確かでしょう。
まとめ 常に自分を見直す日々
いかがだったでしょうか。
僕の場合は、DJの腕も普通くらい、人間としての魅力も普通。
その代わりイベントへの顔出しは欠かせずにやっています。
面白いイベントに顔を出し、イベントを楽しみ、主催者がいれば一言ご挨拶する。
あらゆる現場に顔を出すため、主催とご挨拶する機会は多くあります。
そのタイミングでたまたまDJ枠が余っていて「この人なら大丈夫そう」と思われてのオファーが来るのかなと思います。数多くのDJがいる中で選ばれるのは嬉しいです。
それを「使いやすさで呼ばれる」と表現する人もいますが、逆に言えば「どのポジションでも仕事をしてくれそう」という期待と信頼でもあります。出来ているかは分かりませんが、その評価はキープしたいですね。
その他にも僕がやっていることは
- 常にDJの練習をする(DJを教えるのも、技術切磋の一環)
- 定期的に公募に参加する
- 印象の良い、清潔な容姿と服装を心がける
- イベントであった顔なじみのDJと乾杯する&近況を交換する
など、最低限のDJの腕前と人間としての魅力をキープできるようにしています。
自分の腕に絶対的な自信がある人は、ひたすらDJの腕を磨いてフロアを盛り上げ続ける(または自分の出演時間の役割を果たす)なり、公募に挑戦し続けるなり、やり方は様々かなと思います。
結局は、どれが欠けても駄目だということですね。頑張ります!
ではでは!
追記 2016/12/28
こちらも合わせてどうぞ!
ブッキングが集中する人、しない人
http://afromance.net/feature160510
追記2 2016/12/29
この記事の続編というか、関連する話です。
追記3 2019/6/18
またバズったんで、続編です。
バズった投稿↓
アニソンDJの投稿がバズってる。
もうひとつ話すと大きな現場に出るときは
好感度も大切。「仲間に入れても大丈夫な人」
という位置にいないと
名前が売れたイベントや
100人超える現場には出にくい。今は昔より
不自由かもしれない。— けんしろう / アニソンDJ (@dj_ken46) June 17, 2019