アニソンDJのけんしろうです。
本日、rekordbox 5.0.0 が解禁されました!!
本日、次世代エンジン「KORETECH」を搭載した楽曲管理アプリケーション「rekordbox」の最新アップデート版Ver.5.0をリリースいたしました!あらゆる性能が向上するとともに安定性が高まりました!https://t.co/OrgUglOjQg pic.twitter.com/6ZzRelnYj4
— PioneerDJ (JPN) (@PioneerDJJPN) September 12, 2017
動画も公開され、盛り上がっています!
rekordbox(通称レコボ)は、最近DJ現場で使われるようになったDJソフト。
Serato、Traktorなどと比べ後発ながらも、DJ機材のトップメーカーPioneerDJが作っているだけあって、Pioneer機材との親和性が高く、しかも一部機材にバンドル(付属)している。
今後一気にシェアを伸ばすであろう、DJソフトですね!
僕はDDJ-RB購入をきっかけに去年5月から使っています。なんとDJソフトのフルバージョンが付属しているんですよね。
【DDJ-RB】PCDJコントローラー売れ筋NO.1!PIONEER(パイオニア) |
神MIDIコンに付属していたrekordbox。そして僕が1年愛用したrekordbox。
レコボを使っている僕としては滅茶苦茶気になったので、即ダウンロードして試してみました。
今回はその感想をシェアします。
目次
※検証機:MacBookPro 2012 mid
※PERFORMANCE MODE 中心のレビューです。
どこでダウンロードできるの?
下記のサイトから、ダウンロードできます。
前Verとの変更点は?
変更点はこんな感じです。
- リリースノート -
Ver.5.0.0 (2017.09.12)
【機能追加】
-DDJ-XP1/DJM-S9に対応(DJM-S9でお使いになる場合は、ファームウェアを最新バージョンにアップデートしてください)。
-USB/SDデバイスからプレイリスト(楽曲ファイルを含む)をインポートする機能を追加。
-USB/SDデバイスにエクスポートした楽曲をパフォーマンスモードで使用可能。
-キーシフト/キーシンク機能を追加。
-Hot CueとPad FXを16個設定、使用可能。
-Pad ModeやPadの機能アサインをカスタマイズできるPAD EDITORを追加(DDJ-XP1接続時のみ有効)。
-Keyboardモード(キーをシフトしてHot Cue再生)を追加。
-Beat Loopモードを追加。
-Key Shiftモードを追加。
-Hot Cueのクオンタイズ時、次の拍を待たずに再生するオプションを追加。
-クオンタイズの拍数を機能毎に設定可能。
-BPMが倍/半分の曲に対してもビートシンクするオプションを追加。【機能改善】
-GUIを一新。
-拍位置の解析精度を向上。
-環境設定でSampler表示の16slot/8slotを切り換えられるように改善。
-ビートのないサンプル音でもグリッドが入力できるように改善。
-残り時間と経過時間を同時に表示するように改善。
-フォントサイズと行間を細かく設定できるように改善。
-デッキ部にオリジナルBPMとオリジナルキーを表示するように改善。
-トラックサーチをする際、直前にロードした曲を基準にサーチを行うように改善。
-オートゲインノブをデッキ部に配置。
-曲のどこにでも1.1barを設定できるよう改善。
-BEAT FX multi-modeの各エフェクトに個別の拍/%/Timeを設定できるように改善。
-コントローラーからトラックをロードした際のロード時間を改善。
-スペースキーでのブラウズ画面の切り替えを高速化。【バグ修正】
-FXパネルON状態でBROWSE表示にし、DVSをONまたはOFFするとFXパネルが表示されてしまう問題を修正。
-特定のビデオコンテンツで映像下部に不要なラインが表示される問題を修正。
-DVSのRelative modeにて、Hot Loop後にHot Cueを呼び出しするとHot Loopが呼び出されてしまう問題を修正。
-一部のグラフィックカードを搭載したコンピューターでビデオコンテンツをインポートすると、INFO画面およびVIDEOツリーのトラックリストでアートワークが表示されない問題を修正。
-CFX USERモードの設定がラストメモリされない問題を修正。
-EXPORT modeのBeat Jumpの拍数がラストメモリされない問題を修正。
-DDJ-RZで2~3時間程度使用すると、JOGタッチ時に高速再生され、しばらくしてから停止することがある問題を修正。
-その他のバグ修正と動作安定性の向上。
ものすごく、変わっています!
rekordbox5、rekordbox4 併用可能。
「rekordbox5をインストールすると、今のrekordbox4に上書きされるの?」と不安な方へ。
試してみた所、上書きされることはありませんでした。
そもそも、インストールされるフォルダが違うようです。
同時起動は出来ないようです。
また、環境ファイルは共通しているようなので、バックアップは必要だと思います。慎重を期すなら、PC全体をバックアップするといいでしょう。MacならTime Capsuleですね。
【メリット】rekordbox 5.0.0 の変更点とは?
さて!気になるrekordbox5.0.0。どのように変化しているか?
僕が分かる範囲で説明いたします!
※キーシフト/キーシンク機能、キーボードモード、ビートループモードについては研究中なので、また後日UPします。
1.UIのリニューアル!Seratoに近い形に。
今のデザインはこちら。
そして、こちらが新しいUI。
立体的な部分がほとんどなくなり、フラットなデザインになっています。Seratoに感じ。
洗練されたデザインになっています。
2.HOTCUE、PADFXが16個設定可能。
HOTCUE、PADFXが16個設定可能になりました。
大体のコントローラはHOTCUE8個までですが、倍の16個まで対応。
16個は結構な数ですね!今後発表されるPioneerDJの機材に、PADが16個つくのでしょうか?
あと、今回からHOTCUEやPADFXなどはPAD表示とLIST表示が選べるようになりました。
僕はPAD表示が見やすいですね!
3.GRID EDIT にアクセスしやすくなった
曲に1拍(ビート)ずつ線を引くGRIDモード。
オートシンクやビート合わせには欠かせない機能ですが、以前はとても分かりにくい所にありました。
でも新しいUIは、ここ!
今まではマウスクリック2回必要だったのが、1回で済むようになりました。
これ本当に地味だけど最高の変更で、正確にGRIDを打ちたい時によくEDITにアクセスしていたので、とても助かります。
またGRID EDITの場所がすぐに分かるようになったので、もっとこのGRID EDITを使う人が増えていくと思います。(人によっては、GRID EDIT の存在を知らず、EXPORT MODEに切り替えていた人もいた)
4.PADやCUE関連の機能にアクセスしやすくなった。
そして、先程触れたDECKナンバーを押して選べるPAD関連やCUE関連の機能。
この分かりにくい場所にあるせいか、あんまり使ったことない人も多いのではないでしょうか?特にPAD MODE 2を触ったことない人、多いような気がします。
rekordbox 5.0.0 では、PADを使用する機能やCUE関連の機能がまとまりました。
これによって、rekordboxで使える機能が見やすくなりました。
ただし、PADFXやSLICER、BEATJUMPなどマウスで1クリックで切り替えられた機能が、2クリック必要に。特に僕はBEAT JUMPを使っていたのでちょっと不便かな。そういうときは切り替えのショートカットキーなどを登録したほうがいいでしょう。
5.文字サイズと行間が調整可能に。
文字サイズと行間が調整可能になりました。
Retinaディスプレイの場合、文字が小さすぎて読めないこともあるのでこれは良いですね!
ちなみに僕は文字サイズ最小の、行間最大にしています。
6.環境設定に追加多数。特に解析、クオンタイズが充実。
UIの変更や新機能追加により、環境設定に追加された機能が多数。
クオンタイズ系の設定が細かく選べるようになったのは、いいですね!
特に「次の拍を待たずにジャンプする」機能。クオンタイズONの状態でHOTCUEを押すと今のビートに合わせてHOTCUEが飛ぶので、スグに動いて欲しい時や打楽器的にHOTCUEを使う人には使いにくかったのですが、このオプションをONにすると、HOTCUEを押すとスグに動きます。
また「SNAP」に関しても、曲のグリッドに合わせてCUEやHOTCUEを打てる機能ですが、やっぱビートグリッドに縛られず自由にCUEを打ちたい人には不便でした。僕は自由にHOTCUEを打ちたい派なので、これが無効にできるのはいいですね!
7.HOTCUEにコメントを入力した時の表示が変更
以前から、HOTCUEやMEMORY CUEにコメントを入力出来たのですが…
今回からPADボタンが狭くなったため、表示が変わっています。
もしどうしてもコメントを沢山表示したい時は、LIST表示にするといいでしょう。
または、MIXER表示をOFFにするともっと横幅が広がるので、文字が大量に表示できます。
【デメリット】rekordbox 5.0.0 の不便なところ
ここまでrekrodbox 5.0.0 のメリットや新機能について書いてきましたが、不便な点やデメリットについても書きたいと思います。※PioneerDJに報告済。
UIにピッチフェーダーが無い。復活して欲しい。
rekordbox 5.0.0 では、ピッチフェーダーがないんですね。
機材を繋げばピッチの変更ができるのですが、画面にないのは結構不便。
ちょっとした空き時間にカフェで選曲したり、新幹線で移動している時にDJ作業をする時など、機材を接続せずにDJをする機会は結構多いんです。
そういうときにUIにピッチフェーダーがあると便利なのですが、なぜか5.0.0 にはない。これは本当に不便なので、復活させて欲しいと思います。
今のところ、こうやってピッチを操作しています。
BETAではこの動画の方法しかないのですが、正式版はピッチ表示をダブルクリックしたら0%になるようになりました。
でもやっぱ、テンポフェーダー欲しいなぁ。
PioneerDJに問合せと要望を送ってます!反映されるといいなぁ…。
PioneerDJの対応は凄くいいので、気になることがあればぜひ聞いてみましょう!
【まとめ】まだまだ進化するrekordbox
rekordbox 5.0.0、触ってみた感じ色んな所がパワーアップされていて、凄く良いですね!
キーシフト/キーシンク機能、キーボードモード、ビートループモードについては研究中なので、また後日UPします!
気になった方はぜひ、rekordbox 5.0.0 をお試しください!
ではでは~。
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※2017/7/19 初稿 BETA1レビュー
※2017/9/12 正式版発表によりリライト