どうも、アニソンDJのけんしろうです。
突然ですが、Pionnerが発売している、DDJ-RBとDDJ-SB2の写真を御覧ください。
似すぎてませんか?
※ちなみに写真上がDDJ-RB、写真下がDDJ-SB2です。
男の子「これがファーストガンダム、こっちがmk-Ⅱ、これが試作1号機」
女の子「全部同じじゃん」
男の子「そんなことないよ、ほらここが…」
女の子「うわ、キモ…」女の子「これが おそ松、こっちがカラ松、これが一松」
男の子「全部同じじゃん」
女の子「てめえ、表出ろ」— show (@surumegohan) May 22, 2016
こんな感じ。
DDJ-RBとDDJ-SB2の違いが全然わからない人も多いと思います。
そこで!この2機種の違いを自腹で買って検証します。
いざ細かく調べてみると、全然違うものだったんですね。
DDJ-RBの購入を検討している方、先にDDJ-SB2を買っちゃって悔しい方の両方に向けて書いてますのでじっくりご覧ください。
徹底解説しすぎて、原稿用紙25枚(10,000字)以上になっちゃったよ…
目次
- DDJ-RBとDDJ-SB2の違い 一覧表
- 見た目の違い
- 出力の違い
- レイアウトの違い
- DDJ-RBは2deck。DDJ-SB2は低価格ながら4deckに対応
- PLAY&CUEボタンがCDJと同じデザインに。これだけでも買う価値がある。
- Hot Cuesが8つに。RBはHOTCUEを8つも操作できる!
- TRIMノブが大きくなった!
- TEMPOフェーダーがRBはどちらも右側に。操作感が統一された。
- AUTO LOOP無し。これが意外に不便。
- MANUAL LOOPはボタン切替なしで操作可能。ループさせたい時にすぐループできる快感。
- スペースの都合で無くなったMASTERTEMPOとVINYLボタン。意外に使う。
- FILTER FADEボタンが無くなった。
- FXボタンがrekordbox dj仕様に。シングルモード専用に。
- ヘッドフォンの違い
- DJソフトウェアの違い
- ユーティリティーモードの違い
- おすすめのコントローラーはどっち?
- 総評
※ここから先は、DDJ-RBをRB、DDJ-SB2をSB2と略します。
※RBはrekordbox dj、SB2はSerato DJ Introで動作確認済。
※ソフトウェアは執筆時の最新バージョンを使用。
DDJ-RBとDDJ-SB2の違い 一覧表
DDJ-RB | DDJ-SB2 | |
幅 高さ 奥行き (mm) | 482.6 * 58.5 * 272.4 | 487 * 58.5 * 271.2 |
重量 | 2.1 kg | 2.1 kg |
出力 Soundcard 再生周波数帯域 |
RCA(赤白)*1 24 bit/44.1 kHz 20 - 20,000 Hz |
RCA(赤白)*1 24 bit/44.1 kHz 20 - 20,000 Hz |
Signal-to-Noise Ratio (S/N比) |
103 dB | 90 dB |
全高調波歪率 | 0.005 %以下 (USB) | 0.005 %以下 (USB) |
deck対応 | 2deck | 4deck ボタン切替 |
PLAY&CUEボタン | 丸型 | 四角型 |
Hot Cues | 8つ | 4つ |
TRIMノブ | 使いやすい EQノブと同じ大きさ |
使いにくい アポロぐらいの大きさ |
TEMPOフェーダー | 1ch右側、2ch右側 | 1ch左側、2ch右側 |
AUTO LOOPボタン | × | 4ボタン ※ボタン切替必要 |
MANUAL LOOPボタン | IN,OUT ※独立。ボタン切替必要なし |
IN,OUT,EXIT,1/2 ※ボタン切替必要 |
KEYLOCKボタン | × (ソフト側対応、キーボード操作) |
○ |
VINYLボタン | × (ソフト側対応、キーボード操作) |
○ |
FILTER FADEボタン | × | ○ |
FX | FXONボタン1つ、 BEATボタン2つ、 LEVELノブ1つ |
FXONボタン3つ、 LEVELノブ1つ |
ヘッドフォンジャック | ステレオミニプラグ | ステレオ標準プラグ &ステレオミニプラグ |
ヘッドフォンジャックの位置 | 中央 | 左側 |
マイクジャックの位置 | 上 | 左側 |
HEADPHONE MIX | 3ボタン MASTER,1,2 |
ノブ |
バンドルソフト | rekordbox dj | Serato DJ Intro |
Serato DJ 対応 ※2016/5/24現在 |
× | ○ |
rekordbox dj対応 | ○ | ○ |
Traktor対応 | MIDIマッピングがあれば使用可能 | MIDIマッピングがあれば使用可能 けんしろう作成済 |
Virtual DJ対応 | MIDIマッピングがあれば使用可能 | MIDIマッピングがあれば使用可能 |
ユーティリティーモード |
本体だけで可能な設定 rekordboxdjに接続した場合に可能な設定 |
本体だけで可能な設定 |
見た目の違い
ぱっと見て黒いのがRB、白いのがSB2
上のRBはぱっと見黒いですね。円形の部分であるJOGコントローラーの色が黒で、全体的に使われている色が控えめです。そのため黒く見えます。
一方下のSB2はJOGコントローラーの部分が白色(又は銀色)なので、白く見えます。銀色っぽくも見えるかな。
ちなみに、SB2の方が指紋が目立ちます。
SB2と比べて、RBは横幅は短く、奥行きは長くなった。
DDJ-RB | DDJ-SB2 | |
幅 高さ 奥行き (mm) | 482.6 * 58.5 * 272.4 | 487 * 58.5 * 271.2 |
重量 | 2.1kg | 2.1kg |
横幅は約5mm短くなり、奥行きは約1mm長くなりました。
横幅が短くなると現場での設置が楽になるのでいいですね!
重さは変わらずです。
出力の違い
双方ともRCA出力が1つ。
DDJ-RB | DDJ-SB2 | |
出力 Soundcard 再生周波数帯域 |
RCA(赤白)*1 24 bit/44.1 kHz 20 - 20,000 Hz |
RCA(赤白)*1 24 bit/44.1 kHz 20 - 20,000 Hz |
音の出力はRCA1つ。Soundcardのサンプリング周波数は24bit/44.1kHzになります。
オーディオインターフェイスの中には96kHzもあるのに44.1kHz?と思うかもしれませんが、CDのサンプリング周波数も44.1kHzなので問題ないかと。ハイレゾ音源とかは再現できないかな。
ちなみに上位機種のDDJ-RRも24 bit/44.1 kHzです。DDJ-SRも24 bit/44.1 kHz。
サンプリング周波数よりも音源にこだわったほうが良さそうですね。
再生周波数帯域も必要十分。
RBは高音質な伝送が可能に。
DDJ-RB | DDJ-SB2 | |
Signal-to-Noise Ratio (S/N比) |
103 dB | 90 dB |
全高調波歪率 | 0.005 %以下 (USB) | 0.005 %以下 (USB) |
S/N比とは、信号量 (signal) と雑音量 (noise) の比で、SN比が高ければ伝送における雑音の影響が小さいそうです。(wikipedia引用)
DDJ-RBは雑音の影響が前モデルより小さくなった、と捉えて問題ないと思います。
全高調波歪率は変化なし。
DDJ-SR | DDJ-SB2 | |
全高調波歪率 | 0.005 %以下 (USB) | 0.005 %以下 (USB) |
信号の歪みの程度を表し、全高調波歪の値が小さいほど歪みが小さい全高調波歪率。この数値は変わっていないようです。
レイアウトの違い
DDJ-RBは2deck。DDJ-SB2は低価格ながら4deckに対応
DDJ-RB | DDJ-SB2 | |
deck対応 | 2deck | 4deck ボタン切替 |
RBは同価格帯のコントローラーでも採用されている2deck仕様。一方SB2は珍しく4deck対応となります。ただし、ボタンによる切替形式なのでMIXしながらTRIMやEQの設定を直接変えられるわけではないようです。その点注意が必要です。
PLAY&CUEボタンがCDJと同じデザインに。これだけでも買う価値がある。
DDJ-RB | DDJ-SB2 | |
PLAY&CUEボタン | 丸型 | 四角型 |
3万円前後という格安コントローラーなのに、CDJライクなボタンがついた!もうこれだけで買い換える価値があるくらい良い。
動作も触った間隔もCDJそのもの。これは本当に良い。実に良い。
ボタンの形状や素材を変えることで役割が違うことがハッキリ分かるデザイン。素晴らしい。
ただ傷がつきやすいので気になる人は対策必須です。
SB2の方が劣っているかというと、そうでもなくてやはり柔らかいパッドなので指に優しいですね。衝撃にも強そうでRBよりも長持ちするかもしれません。
Hot Cuesが8つに。RBはHOTCUEを8つも操作できる!
DDJ-RB | DDJ-SB2 | |
Hot Cues | 8つ | 4つ |
これも大きな変更点。RBはHot Cuesが8つになっています。
PADが8つになることで、HOTCUEが8つすぐ使えるように。
SB2でも切替ボタンで8つまで対応できるのですが、わざわざSHIFT+HOTCUEボタンを押して切替なので面倒だったんですよね…
僕はHOTCUEを5つ使う事が多いので、とても楽になりました。
あとはSLICER機能がとても使いやすくなりましたね。
あまり使うことがない機能ですが、たまに使うと楽しいです。
とにかく、HOTCUEが8つすぐに使えるのは便利です。
TRIMノブが大きくなった!
DDJ-RB | DDJ-SB2 | |
TRIMノブ | 使いやすい EQノブと同じ大きさ |
使いにくい アポロぐらいの大きさ |
TRIMノブの大きさがEQノブと同じ大きさに。
SB2のTRIMノブって、ほんとうに小さくて使いにくかったんです。
わざわざ変えたぐらいなんで。
TRIMって曲をMIXしているときに、「あ、音圧が足りないなぁ。ちょっと足そう」という時に使うものなんだけど、小さすぎてツルツルすべってノブが回せない時が多くてイライラしていた。
でもRBでかなり改善されて使いやすくなりました。
まぁ僕は更にchromacapsに変えることをおすすめしているのだけどね。
みんな、好みの問題というけれど、全然違うからぜひ変えて欲しい。
劇的に操作が良くなるよ!
TEMPOフェーダーがRBはどちらも右側に。操作感が統一された。
DDJ-RB | DDJ-SB2 | |
TEMPOフェーダー | 1ch右側、2ch右側 | 1ch左側、2ch右側 |
TEMPOフェーダーが1ch,2chどちらも右側に統一。操作感が統一されました。
左手でPLAY&CUE、右手でTEMPOを調整するなど左手と右手の役割を変えること無く操作できます。これも良い点。
AUTO LOOP無し。これが意外に不便。
DDJ-RB | DDJ-SB2 | |
AUTO LOOPボタン | × | 4ボタン ※ボタン切替必要 |
RBに変えて意外に不便だったのがAUTO LOOPがないこと。
1BeatだけLOOPさせたいとか、1小節LOOPさせたいとかがRBではできない。
(4Beatloopなら、INボタン長押しで可能)
間奏をループさせたい時に最初から何小節わかっていてもMANUAL LOOPを使うしか無いってのは結構面倒かな。ショートカットキーをキーボードに割り当てないと。
MANUAL LOOPはボタン切替なしで操作可能。ループさせたい時にすぐループできる快感。
DDJ-RB | DDJ-SB2 | |
MANUAL LOOPボタン | IN,OUT ※独立。ボタン切替必要なし |
IN,OUT,EXIT,1/2 ※ボタン切替必要 |
MANUAL LOOPボタンがSB2では切替えて使うものが、RBでは完全に独立。
ループさせたい時にすぐループできるようになりました。
ただ、ループのボタンが少なくSHIFTを押して代用する感じに。もうちょい何とかなったんじゃないの?と思う部分です。(慣れれば問題ない)
ちなみに、RBにはEXITボタンがありませんが、OUTを押せばループを抜けることができます。1/2だけキーボードにショートカットを割り当てないといけないですね。
スペースの都合で無くなったMASTERTEMPOとVINYLボタン。意外に使う。
DDJ-RB | DDJ-SB2 | |
KEYLOCKボタン | × (ソフト側対応、キーボード操作) |
○ |
VINYLボタン | × (ソフト側対応、キーボード操作) |
○ |
スペースの都合で消えたと思われるKEYLOCKとVINYL。KEYLOCKはともかくVINYLボタンは意外と使うので不便ですね。
あと、rekordbox djのバグなのかわかりませんが、KEYLOCK(PioneerではMASTER TEMPOと呼ばれる)が、ソフトを起動するたびONになったりOFFになったりで安定しない。
このバグはかなりキツイ。
2016/8/4 レコボ4.2.1で修正されました!解説記事
FILTER FADEボタンが無くなった。
DDJ-RB | DDJ-SB2 | |
FILTER FADEボタン | × | ○ |
SB2についていたFILTER FADEボタンが無くなりました。
FILTER FADEはMIDIマッピングができないボタンで、ソフトウェア制御じゃなくてハードウェア制御で動作するボタンです。RBでは無くてもいいのかなと。
FXボタンがrekordbox dj仕様に。シングルモード専用に。
DDJ-RB | DDJ-SB2 | |
FX | FXONボタン1つ、 BEATボタン2つ、 LEVELノブ1つ |
FXONボタン3つ、 LEVELノブ1つ |
FXとは音へのエフェクト効果を表します。
FXONボタンが3つから1つに減ることで、FXがマルチモード&シングルモードからシングルモードのみに。
SHIFTボタンを押しながらFXONボタンを押せばFXの種類が変更可能。あとはFXのかかるBEAT数を変更できるようになったので、FXのかかり具合をプレイ中に調整できるように。
SB2ではSHIFTを押しながらノブで調整だったので繊細な操作が必要だったり、SHIFTを外した後FXのLEVEL調整にすぐ移行できなかったりと不便だったので、良い改良。
FXのTAPにも対応することで少ないボタンで使いやすい配置に変わりました。
ただし、SB2では3種類のFXを別々にONOFFできましたがRBは1種類に。FXを重ねて使う人には不便ですね。
またrekordbox djはFX設定を一部保存できません。特にBEATを保存できないのは痛い。FLANGERのBEATを16/1に設定しても初期化される。
RBにはFX設定を保存することが出るPAD FXがあり、そちらは再起動しても設定が変わりません。
PAD FXを中心に使うことをおすすめします。
ヘッドフォンの違い
RBはステレオミニプラグのみに。
DDJ-RB | DDJ-SB2 | |
ヘッドフォンジャック | ステレオミニプラグ | ステレオ標準プラグ &ステレオミニプラグ |
ここが物凄く残念だった。RBはステレオミニプラグのみ対応。
ステレオ標準プラグが挿せない。
家庭用のヘッドフォンはステレオミニプラグが主流かもしれませんが、DJ用ヘッドフォンのほとんどがステレオ標準プラグです。
わざわざステレオミニプラグに変えて刺さなくてはいけないのは、デメリットですね。
SB2ではステレオ標準プラグ・ステレオミニプラグが使えるので、とても残念。
ヘッドホンを挿す位置が違うだけで、大きな変化。
DDJ-RB | DDJ-SB2 | |
ヘッドフォンジャックの位置 | 中央 | 左側 |
マイクジャックの位置 | 上 | 左側 |
意外に語られていないのが、ヘッドフォンジャックの位置。
これが左側から中央に変わりました。
たったこれだけの変化が、大きな違いを生みました。
現場では様々な機材がスペースを占拠しています。MIDIコントローラーを置くのも一苦労。
SB2の場合、左横にヘッドフォンを挿すので、横に場所を取ります。現場では横幅が十分に取れないこともあり、ヘッドフォンの差込口が横にあることで余計な場所が必要になります。
RBの場合は下側にヘッドフォン差込口があるので横幅をとらず設置で周りに気を使うこともありません。
マイクも上側に差し込むことで余計なスペースを使わない設計に。rekordbox dj対応ですが3バンドEQ&FXに対応。マイクにREVERBやECHOをかけることもできます。
HEADPHONE MIXが無くなった!かわりに使える機能
DDJ-RB | DDJ-SB2 | |
HEADPHONE MIX | 3ボタン MASTER,1,2 |
ノブ |
HEADPHONE MIXをどこでつかうのかというと、外音(MASTER)と中音(CUE)をヘッドフォンで同時に鳴らしてCUE取りをしたりTEMPOを調整します。
「えっ?HEADPHONE MIXないの駄目じゃん」って思うかもしれませんが、実はRBに新たに追加された3つのボタンは、HEADPHONE MIXと同じ動きをします。
DDJ-RB | DDJ-SB2 | |
CUE:100% MASTER:0% |
||
CUE:50% MASTER:50% |
||
CUE:0% MASTER:100% |
ただ、RBの場合CUE75% MASTER 25%みたいな設定はできません。0,50,100の3種類になります。コレが不便かどうかはDJの使い方次第です。
僕は不便ではありませんでした。僕がHEADPHONEMIXを使うときは、現場でモニタースピーカーがない又は音が悪いときです。MASTERのままDJをします。(HOTCUEが事前に設定されているので、CUEどりの必要がない)
DJソフトウェアの違い
DJソフトとして市場シェアが低いフルバージョンか、市場シェアが高く歴史あるDJソフトの簡易バージョンか。
DDJ-RB | DDJ-SB2 | |
バンドルソフト | rekordbox dj | Serato DJ Intro |
RBにはPionner純正のrekordbox dj フルバージョン、SB2にはSerato DJ の簡易バージョンであるintroが付属されています。
現在のDJ機材はほとんどがPionnerという状況の中、開発されたのがrekordboxです。SeratoやTraktorなど先行しているDJソフトをよく研究していて、完成度が高いDJソフトウェアになっています。
はじめから制限無しでクオリティの高いDJをしていきたいのならDDJ-RBがオススメです。
DDJ-SB2については簡易版しかついていないので、フルバージョンのSeratoDJを16,200円で買うことをオススメします。
MIDIコントローラーの乗換として、どちらが使いやすいか
DDJ-RB | DDJ-SB2 | |
Serato DJ 対応 ※2016/5/24現在 |
× | ○ |
rekordbox dj対応 | ○ | ○ |
Traktor対応 | MIDIマッピングがあれば使用可能 | MIDIマッピングがあれば使用可能 けんしろう作成済 |
Virtual DJ対応 | MIDIマッピングがあれば使用可能 | MIDIマッピングがあれば使用可能 |
DDJ-RBの場合、rekordbox dj対応コントローラーということで無駄なボタンがなくシンプルです。
ただし他のDJソフトにとってはボタンが少ないため、MIDIマッピングで割り当てることがでない機能が多数でてきます。
それを考えると愛用するDJソフトウェアがある人にはDDJ-SB2が向いています。
ユーティリティーモードの違い
DDJ-RBは本体の設定&rekordbox djでの設定が豊富。
ユーティリティーモード |
本体だけで可能な設定 rekordboxdjに接続した場合に可能な設定 |
本体だけで可能な設定 |
これはマニュアルにしか掲載されていない設定ですが、RBに関しては設定項目が豊富にあります。
例えばDDJ-RBに搭載されたピークリミッター。マスター出力の急激で不快なデジタルクリップの発生を緩和します。これはRBにしかない機能です。
おすすめのコントローラーはどっち?
コントローラーとしての完成度はどちらも高いです。若干RBが良いという流れで話をしましたがSB2自体のクオリティも高く、両者とも違いが大きい割には甲乙つけがたいのが本音です。
結局どう選ぶかは、付属されているソフトで判断すべきなのではと思います。
DDJ-RB | DDJ-SB2 | |
バンドルソフト | rekordbox dj | Serato DJ Intro |
おすすめソフト | rekordbox dj ※RBに付属 |
Serato DJ ※有料 16,200円 |
最終費用 | 29,800円 | 46,000円 |
DDJ-RBにはPionner純正のrekordbox dj フルバージョン、DDJ-SB2にはSerato DJ の簡易バージョンであるintroが付属されています。
どちらがいいかについては、将来的に自分がどのDJソフトを使うのかによって変わります。例えば、ずっとDJに親しまれてきた歴史のあるSeratoを使いたい、まわりがSeratoが多いのであればSerato DJ IntroのSB2を選んでいいと思います。
ただし、簡易バージョンであるIntroはできることに限りがありますので早めにSeratoDJにアップデートすることをオススメします。
買うならDirigentのページからがオススメです。定期的に割引販売(最高50%OFF)をしています。
買えなかった場合を考えて、46,000円のコストが必要と考えてもらったほうがいいですね。
逆にこれからDJをはじめる人にはDDJ-RBをオススメします。フルバージョンのDJソフトが付き、現段階のrekordbox dj もseratoやtraktorに負けないクオリティになっています。現場検証は必要ですが充分現場で使用できるDJソフトだと感じています。
またrekordbox djの開発元はPionnerです。現DJ機材の標準となりつつあるPionnerが開発したDJソフトを使用することで様々な恩恵を受けることができます。その点が他のDJソフトより将来性を感じます。
難点はユーザーが少ないので誰にも相談できない所。まだユーザーは少ないですが僕は今後rekordbox djを使っていくので、時間を作ってブログで情報発信したいと思います。
また、TraktorやVirtual DJ等他ソフトを使っている人が「違うDJソフトを使いたい」と思ったなら、DDJ-RBはオススメ。これから先DJ市場ではPionnerが一人勝ちしていくことは明白です。rekordboxに対応した機種も多数出ています。それを考えると今のうちにrekordbox djに移してもいいかもしれません。僕は将来を見越してrekordbox djに移しました。
またいつもPionnerのCDJを使ってCD・USBでDJをする人にはDDJ-RBをオススメします。操作感がほとんどCDJと変わらない上、HOTCUEやBPMなど曲情報を設定するとそのままrekordbox対応CDJで使えます。
ちなみに、Seratoもrekordbox djも使わないTraktorやVirtualDJユーザーがMIDIマッピングで使うはには、DDJ-SB2がオススメです。RBはrekordbox djと組み合わせることで物凄いポテンシャルを発揮しますが、他ソフトと組み合わせるとボタンの数が足りていません。(MASTER TEMPO、VINYL、DECK切替等)
総評
比べてみると結構違いがありますね。どちらも非常に優れたMIDIコントローラーであることは間違いないです。
僕はDDJ-RBをオススメしますね。rekordbox djを手に入れるチャンスでもあるので一度ご検討ください。
初心者ならOTAIRECORDがオススメ!教本がついてる!
【DDJ-RB】PCDJコントローラー売れ筋NO.1!PIONEER(パイオニア) |
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Pioneer DJ DDJ-RB
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DDJ-SB2も人気です。値段下がればいいのに…
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Pionner DDJ-RB、最安で買うならこのお店!超オススメ!
こっちも読んでね!
Pionner DDJ-RBがDJ市場をぶっ壊す。感想を3つに分けて書く。
以上です。