Pioneer DDJ-400 機材レビュー

【DDJ-400 vs DDJ-RB】新旧コスパ最強機材、比較レビュー!

2018/07/04

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最新情報と異なる場合がございます。

アニソンDJのけんしろうです。こんにちは~。

DDJ-400、出ましたね!

2018年に突如現れた、エントリーモデル。現場で使えるDJソフト付で3万円前後。手が届きやすい初心者にオススメしたい機材です。

早速アマゾンで1位になっています。


Pioneer DJ パイオニア/DDJ-400 DJコントローラー

 

僕も早速購入しました。購入先はオタイレコード。


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はじめてDJ機材を買う人は、ぜひスピーカーセットを。とても良いですよ。

6/27オタレコに注文して、6/29に届きました。早い!

昔僕が記事を書いたDDJ-RBと並べてみた。

新しい機材を買うとワクワクしますね!

DDJ-RBは生産終了するそうで、残念です。

さて、DDJ-RBと比較してDDJ-400がどのように違うのかレビューしたいと思います。

ベストセラーのコスパ最強機材、
DDJ-400をご紹介します!!

 

※主にDDJ-RBとの違いを書いていますので、この記事を読んでからのほうが楽しめます!
※僕視点でのレビューであること、ご容赦ください。

 

商品写真&スペック表で比較

まずは商品写真とスペック表をもとに比較します。

DDJ-RB vs DDj-400

上:DDJ-RB 下:DDJ-400

Pioneer DJ の 公式サイトを元に比較表を作りました。記載がない部分は調べて埋めました。

違うところは、黄色のアンダーラインを引いています。

 

DDJ-RB

DDJ-400

USBバスパワー

Plug and Play

Included Software

rekordbox dj

rekordbox dj

482.6 mm 482 mm
高さ 58.5 mm 58.5 mm
奥行き 272.4 mm 272.4 mm
本体質量 2.1 kg 2.1 kg
サウンドカード 24 bit/44.1 kHz 24 bit/44.1 kHz
再生周波数帯域 20 - 20000 Hz 20 - 20000 Hz
S/N比 103 dB 103 dB
全高調波歪率 0.005 %以下 (USB) 0.005 %以下 (USB)
Channels 2 2
Deck Control 2 2
Jog Wheel 128mm 約128mm
TEMPO Fader

約40mm

約60mm
Filter HPF/LPF HPF/LPF
Hot Cues 8 8
Sampler 16スロットx 4バンク 16スロットx 4バンク
Pad FX ○(SHIFT切替)
Beat Loop -
Beat Jump ○(SHIFT切替)
SLICER -
SLICER LOOP -
Sequence call -
MEMORY CUE -
Manual Loop
Fader Start
Crossfader Curve Adjust
入力端子 1 MIC (1/4 inch Jack) 1 MIC (1/4 inch TS Jack)
USB 1 USB B端子 1 USB B端子
出力端子 1 MASTER (RCA)
1 HEADPHONE MONITOR (Mini-jack)
1 MASTER (RCA)
1 HEADPHONE MONITOR (Mini-jack)

(Fader Start等、公式サイトで触れてないだけで、実は使用できる機能もあります。)

比較すると、大きさや音質などにさほど大きな変更は見当たりません。

しかし使用感は凄く変わりました!

実物を触って比較。違うポイントまとめました。

実際にDDJ-400を買って、今使っているDDJ-RBと比較しました。

テンポフェーダーが長くなった。

テンポフェーダーが物凄く長くなりました。比較すれば一目瞭然。

DDJ-400 テンポフェーダーが長くなった

上:DDJ-RB、下:DDJ-400

約40mmから、60mmに伸びました。

実はツマミ自体の大きさも一回り大きく、高くなっています。

左:DDJ-RB、右:DDJ-400

これだけのために買ってもいい。凄く使いやすくなりました。少し重めですが、これぐらいがちょうどいいでしょう。

ホイールに滑り止め加工

プラッターの横側に、滑り止め加工。上はツルツルで、横側はザラザラしています。凹凸がついていますね。

家にあるCDJ-2000と比べると、そっくりです。

かなりCDJを意識していることがわかります。

JogWheel同士が離れた

DDJ-RBと比べ、DDJ-400はJogWheel同士が離れました。これが結構印象が変わりまして、よりCDJ+DJミキサーの雰囲気を感じさせます。

赤枠がCDJの機能、青枠がDJミキサーの機能なのですが、DDJ-400は赤枠と青枠が綺麗に分かれています。

この整理されたレイアウトが、現場のCDJ機材を使っているように感じさせますね。

JogWheelの大きさは変わらず

DDJ-400で小さくなったように感じましたが、測ってみたら同じでした。

色や配置の問題で小さく感じるのかなと。使用感もほとんど同じですね。

クロスフェーダーは変わらず

クロスフェーダーは変わらない感じです。

ここは妥協するところでしょう。

レベルメーターがEQの横に

レベルメーターがEQの横につきました。

これが見やすくて、EQを触っているとどれだけ音量が落ちているのかわかります。目盛りは5つしかありませんがとても見やすい。

RELEASE FX がより直感的に。

今まではPADFXで可能だったRELEASE FXですが、DDJ-400ではSHIFT+FXボタンで呼び出せるように。

PADFXでも使いやすかったのですが、より直感的になりました。右デッキのSHIFTを使うといい感じ。

ループが使いやすくなった

ループがCDJと同じレイアウト、同じ仕様になっているのでCDJ感覚で使えます。

LOOP IN を長押しすると4BEATループになるところも同じですが、ループ中にCALLボタンを押すとループ間隔が変化するのも同じ。

大きさなど細かい違いはあるとはいえ、そのままCDJデビューしても操作で迷うことはないでしょう。

MEMORY CUEが追加された

極稀にアニソン以外の現場でDJさせていただくのですが、CDJの現場ではMEMORY CUEを使うほうが多くて。

TryHardというところでDJを教わっていた時も、MEMORY CUEの使い方を教わっていました。

CDJのときによく使っているMEMORY CUEが、3万円前後のエントリーモデルで設定できるのは、なかなか無いと思います。

BEAT LOOPが追加された

PAD切替にBEAT LOOPが追加されました。それぞれのボタンは下記の通りに割り当てられています。

ワンボタンでループをかけられるのはとても便利!

BEAT JUMPも追加された

たまに「うわ、1拍ずれてる…」とか「うわ、1小節早かった」とか繋いでて経験するのですが、そのときにBEAT JUMPを使うと便利です。1拍だけ前にズラす、1拍だけ後ろにズラすなどが出来ます。

それがすぐに呼び出せるようになったのは良いですね。こちらもrekordbox djの設定が各ボタンに割り当てられます。初期設定がこちら。

右下にページ切替があり、16拍32拍など変更できます。使いやすい方で設定しましょう。

PADが小さくなった

ここからは気になる点を。PAD部分が小さくなりました。

大きさを比較するとこんな感じ。

これが結構小さく感じます。慣れるまで時間が必要でしょう。

FXが直感的では無くなった

DDJ-RBの場合、各デッキに直感的に触れるFXユニットがついている状況でした。FXユニットが2つ。

DDJ-400の場合は、FXユニットが1つで、切り替える形に。

各デッキ(ch)にFXユニット1つずつ割り当てられたDDJ-RBと比べると「直感的では無くなった」感じに。

「FXをかけるデッキ(チャンネル)を選んで、FXをかける」というのは、現場のCDJセットに合わせているとも言えますが、RB独特の仕様を気に入っていた人は、戸惑うかもしれません。

PAD FXも直感的では無くなった

PAD FXは、シフトを押して切替になりました。それも直感的では無くなったなと。

DJを教えている時、BPM合わせてーとかビートを合わせてーとか色々言うのですが、それよりもRBのPADFXを押してFlangerかけたりVINYL BRAKEをかけたりしたほうが面白かったりします。それでDJ機材に触ってみたいと思う人も多いんです。

そういう遊びみたいな部分がPADFXだったと思うのですが、それがDDJ-400になって使いにくくなりました。

「ガチでCDJデビューさせるための仕様」とも感じるし「PADFX使ってFXかけてたら、なんか楽しい!」みたいな感覚だったRBユーザーからすると、ちょっとさみしいかも…

総括:現場デビューするために生まれた機材。

他にも細かい点を見ればたくさん変更点がありますが…

DDJ-RBと比べ、よりCDJ&ミキサーに近い感覚になりました。小型のDJセットを使う感覚に変わって、いい感じです!

現場デビューする為に生まれた機材。そんな感じです!

現場デビューを目指す初心者にオススメしたいですね!!

どちらかというと、DDJ-RBの進化版というよりも、DDJ-1000の小型版という感じです。そういう意味でDDJ-400という名前なのかなと思いました!

DDJ-400を検討中の人へ

どういう人にオススメかまとめました!

これからDJを始めたい人

絶対に買ったほうが良いですね!DDJ-RBが生産終了するので実質DDJ-400一択になると思います。

今、DDJ-RBを持っている人。買い替えの意味があるか?

DDJ-RB持っている人は、わざわざ買い換える必要はないかも。CDJデビューを目指すなら、練習会に参加するかDDJ-1000の購入を検討したほうが良いと思います。

しかし!テンポフェーダーをよく触る方は乗り換えても良いかと思います。ンポフェーダーが長くなったことが嬉しくて僕は買いました。

DDJ-RBと迷っている人

DDJ-400は買い!!生産終了するDDJ-RBをわざわざ買う理由はあまり無いと思いますね。

前モデルDDJ-RBを買う予定の人

「DDJ-400がでたから、前のDDJ-RBが安く売られてそう」「中古無いかな?」と思って探されている方も多いかもしれません。

中古の場合付属されているrekordbox djがついていない可能性があるので、要確認ですね。

その危険性も踏まえて1万円以下で手に入るなら有りかと。

 

という感じです。

今までMIDIコントローラー持っていない人にとっては間違いなく買い!です!

買うならどこがオトク?

僕がいつも買うところをご紹介して、この記事を終わります!

OTAIRECORD

いつもお世話になっているのは、OTAIRECORD。

ポイントやいろんな特典がつくのでよく利用します。初心者には、スピーカーセットをぜひオススメしたい!


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Amazon

やっぱAmazon。買い物のしやすさが魅力的。特典は何もないのが残念…

OTAIRECORDはいつも特典がついていたり、たまにオマケが入っていたりするので、ついつい買っちゃいますね。買いやすい方をお選び下さい!

ではでは~。

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